結論:ショックリーダーは「PEラインの号数×4〜5」を目安に選びます。PE1号ならリーダー4〜5号(16〜20lb)。同じ号数ならPEはフロロやナイロンの4〜5倍強いため、強度を揃えるとこの比率になります。
なぜリーダーが必要なのか
PEラインは引っ張る力には非常に強い一方で、擦れに弱く、結び目でも強度が落ちます。岩やテトラ、魚の歯に触れただけで切れることがあります。
そこで先端に1〜2mだけ、擦れに強いフロロカーボンやナイロンをつなぎます。これがショックリーダーです。
号数の対応表
フロロ・ナイロンはおおむね1号=4lbとして計算されます。PEとのバランスを取ると次のようになります。
| PEライン | リーダー号数 | おおよその強度 | 主な釣り物 |
|---|---|---|---|
| 0.3〜0.4号 | 1〜1.5号 | 4〜6lb | アジング・メバリング |
| 0.6〜0.8号 | 2〜2.5号 | 8〜10lb | エギング |
| 1.0号 | 4〜5号 | 16〜20lb | シーバス(標準) |
| 1.2号 | 5号前後 | 約20lb | シーバス(1号より強め) |
| 1.5号 | 7号前後 | 約25lb | ライトショアジギング |
| 2.0号 | 8号前後 | 約30lb | ショアジギング・青物 |
PE1.2号は、ダイワ「UVF PEデュラセンサー×8+Si²」の公式強力で21lbです。リーダーを同等かやや弱くする考え方なら、シーガー フロロショックリーダーの5号(20lb)が目安です(同製品に4.5号の設定はありません)。
この表はあくまで基準です。根ズレの激しい場所では1〜2号太く、警戒心の強い魚には細く調整します。
| PE(号・lb) | 釣り合うフロロリーダー(号・lb) |
|---|---|
| 0.6号・11lb | 2.5号・10lb |
| 0.8号・15lb | 3.5号・14lb |
| 1号・18lb | 4号・16lb〜5号・20lb |
| 1.5号・26lb | 7号・25lb |
| 2号・35lb | 8号・30lb |
PEはダイワ「UVF PEデュラセンサー×8+Si²」の公式スペック、リーダーはクレハ「シーガー フロロショックリーダー」の表記。PEの強度は製品や編み数で変わります。
実際の製品で並べると、「PEの号数×4〜5」がちょうど同じくらいの強度になることが分かります。ただしリーダーは号数が上がると「1号=4lb」の関係からずれていきます(シーガーでは7号が25lb、8号が30lb)。太いリーダーほど、号数ではなくlbの表記で確認してください。パッケージには両方が書かれていることが多いです。
リーダーはPEと同等かやや弱くする
根掛かりした時、リーダーの結び目から切れてくれるとPE本体を失わずに済みます。リーダーをPEより極端に強くすると、PEの途中から高切れして道糸を大量に失うことになります。
糸は、竿からルアーまでのうちいちばん弱いところで切れます。リーダーをPEと同じか少し弱めにしておくと、根掛かりで切れるのはルアー側の結び目やリーダーになり、高価なPEはほとんど失わずに済みます。
フロロとナイロンの使い分け
フロロカーボンは擦れに強く沈む
硬く、岩や魚の歯への耐性が高い素材です。比重が大きく沈むため、ボトム付近を狙う釣りに向きます。迷ったらフロロで問題ありません。
視認しやすい色付きのものもあります。夜釣りで結束部を確認したい時に便利です。
ナイロンは伸びて衝撃を吸収する
柔らかく伸びるため、急な引きの衝撃を和らげます。比重が軽く浮きやすいので、表層の釣りやトップウォーターと相性が良い素材です。擦れにはフロロより弱くなります。
| 素材 | 比重 | 水中での性質 |
|---|---|---|
| PE | 約0.97 | 水に浮く |
| ナイロン | 約1.14 | ゆっくり沈む |
| フロロカーボン | 約1.78 | よく沈む |
一般的な素材の比重。水の比重は1。
比重が1より小さいと水に浮き、大きいと沈みます。PEは浮くので、先に沈むフロロのリーダーを付けると、ルアーの泳ぐ層を保ちやすくなります。反対に、水面のルアーを使うときは、浮きやすいナイロンを選ぶと動きを邪魔しにくくなります。
長さは1〜2mが基準
短すぎると擦れの保護にならず、長すぎるとガイドに結束部が入って絡みやすくなります。
| 長さ | 向く場面 |
|---|---|
| 30〜50cm | アジングなど、飛距離と感度を優先する釣り |
| 1〜1.5m | 標準。シーバス・エギングなど |
| 2〜3m | 根が荒い場所、大型を狙う場合 |
手軽に始めるなら結束済みも選択肢
結び方に不安がある間は、スナップ付きや結束が簡単なタイプを使う手もあります。慣れてからFGノットなどに移行すれば十分です。
釣りの装備・小物ガイド
ショックリーダーの素材
リーダーは主にフロロカーボンとナイロン。フロロは根ズレに強く比重が高いのでエギング・ショアジギ・根魚に最適。ナイロンはしなやかで伸びがあり、トップウォーターや食い込み重視の釣りに向きます。迷ったら汎用性の高いフロロを選べば失敗しません。
号数の目安(PEとの組み合わせ)
| 釣り | PE | リーダー目安 |
|---|---|---|
| アジング・メバリング | 0.3〜0.4号 | フロロ1〜1.5号 |
| エギング | 0.6〜0.8号 | フロロ2〜2.5号 |
| シーバス | 1号 | フロロ4〜5号(16〜20lb) |
| ショアジギ | 1.5〜2号 | フロロ7〜8号(25〜30lb) |
長さと結び方
長さは1〜2mが基本。根ズレの多い場所や大型狙いは長めに取ります。結束は強度が出て結び目の小さいFGノットが定番。慣れないうちは電車結びやSCノットでも実用十分です。PE本体の選び方はPEラインおすすめ完全ガイドも参考に。
| 結び方 | 強さ・結び目 | 難しさ |
|---|---|---|
| FGノット | 強く、結び目が小さい | 慣れが要る |
| SCノット | 比較的強い | ふつう |
| 電車結び | 結び目が大きく、強さは劣る | 簡単 |
一般的な比較。結び方ごとの強さは、結び方の丁寧さでも大きく変わります。
結び目は、ガイドに当たりながら出入りします。結び目が小さいほど引っかかりにくく、飛距離も落ちにくくなります。FGノットが定番とされるのはこのためです。
結んだら強く引いて確かめる
結び目がずれたり、すっぽ抜けたりしないかを釣りの前に確認します。
端糸は少し残して切る
根元ぎりぎりで切ると、結び目がほどけることがあります。
釣りの途中で指でしごく
ザラつきや白い傷があれば、その部分から先を切って結び直します。
短くなったら結び直す
リーダーが最初の半分ほどになったら、新しく結び直すと安心です。
よくある質問
リーダーなしでPEを直結してもいいですか?
推奨しません。PEは擦れに弱く、ルアーの結び目でも強度が落ちます。根掛かりや魚の歯で簡単に切れます。
号数とlbはどちらで選べばいいですか?
どちらでも構いませんが、lb(強度)で揃える方が正確です。号数は太さの表記で、素材により強度が変わります。
リーダーは何回まで使い回せますか?
回数ではなく状態で判断します。指でしごいてザラつきを感じたら交換してください。傷が入ったリーダーは次のキャストで切れます。
フロロとナイロン、初心者はどちらですか?
フロロを勧めます。擦れに強く、根掛かりの多い場所でも安心です。
まとめ
迷ったらPE号数×4〜5のフロロを1〜1.5m。シーバスならPE1号+リーダー4〜5号が標準です。根が荒ければ太く、警戒心の強い魚なら細く。調整はそれだけです。
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