エギング用PEラインは0.6号が基準です。秋の数釣りなら0.5〜0.6号、春の大型狙いや藻場では0.8号。エギングはしゃくりの動きをエギまで正確に伝える釣りなので、号数以上に直線性と視認性が効いてきます。ここでは選び方と定番モデルをまとめます。
エギングの号数は「シーズン」で切り替える
アオリイカ自体は強烈に引く相手ではありません。号数を決めるのはエギを飛ばす距離と、根や藻に潜られた時の耐性です。
| シーズン | ターゲット | 推奨号数 | エギのサイズ |
|---|---|---|---|
| 秋(9〜11月) | 新子〜中型 | 0.5〜0.6号 | 2.5〜3.0号 |
| 春(4〜6月) | 親イカ(大型) | 0.6〜0.8号 | 3.5〜4.0号 |
| 冬(12〜3月) | ディープの居残り | 0.6号 | 3.5号 |
| 藻場・磯周り | 通年 | 0.8号 | 3.5号 |
| ティップラン(ボート) | 通年 | 0.6〜0.8号 | 3.0〜3.5号 |
1本で通すなら0.6号。秋も春も対応でき、3.5号のエギをしっかり飛ばせます。
エギングでは「見えるライン」が釣果を変える
エギングは、しゃくった後のフォール中にイカが抱きます。この時アタリが手元に出ないことが多く、ラインの動きが不自然に止まる・走るのを目で見て掛けにいきます。
だからエギング用PEはマーキング付きや高視認カラーが主流です。単に飛距離を測るためではなく、アタリを取るために色が要る釣りだと考えてください。
エギング用PEラインおすすめ5選
ダイワ UVF エメラルダス DURAセンサーX8 0.8号|エギング専用の上位モデル
ダイワのエギングブランド「エメラルダス」の8本編み。しなやかでありながら直線性が高く、しゃくりの力がエギまで素直に伝わります。0.8号は春の大型狙いや藻場に向き、200m巻きなので巻き替えの余裕もあります。
デュエル スーパーエックスワイヤー 4 エギング 0.8号|マーキングが見やすい
ホワイトオレンジマーキングという、エギングに振り切った配色。日中でも薄暗い時間帯でもラインの動きを追いやすく、フォール中のアタリを目で取りたい方に向きます。4本編みなので価格も抑えめです。
シマノ セフィア G5 PE 0.6号|5色マーキングで飛距離を把握
シマノのエギングブランド「セフィア」の高比重PE。比重が高いぶん風に流されにくく、ラインが水面に馴染むのでしゃくりのダイレクト感が出ます。5色マーキングで、どこまで飛んだかも把握できます。
サンライン シグロンPE X4 マルチカラー|価格を抑えた入門用
10mごとに色が変わるマルチカラーで、飛距離の把握とアタリの視認を両立できます。4本編みで価格が抑えめなので、エギングを始めたばかりで巻き替え頻度が読めない段階に向いています。
ダイワ UVF エメラルダス DURAセンサーX4 0.5号|秋の数釣り向け
同じエメラルダスシリーズの4本編み・0.5号。秋の新子シーズンに2.5〜3.0号の小さいエギを軽快に飛ばしたい時に向きます。細いぶん風の影響を受けにくく、着底も取りやすくなります。
リーダーはフロロの1.75〜2.5号
エギングのリーダーはやや特殊で、PEに対して太めを短めに使うのが定石です。イカの触腕は細いラインでも切れませんが、藻や根に擦れるリスクがあるためです。
| PE | リーダー | 長さ |
|---|---|---|
| 0.5号 | 1.75号(7lb) | 1〜1.5m |
| 0.6号 | 2号(8lb) | 1〜1.5m |
| 0.8号 | 2.5号(10lb) | 1.5〜2m |
長すぎるとしゃくった時に結束部がガイドに当たって失速するので、1〜1.5mが扱いやすい範囲です。
風対策がエギングの最大の課題
エギングは秋も春も風の強い時期に重なります。そしてPEラインは軽いため、風に煽られるとラインが弓なりになってエギの動きが伝わらなくなり、アタリも取れなくなります。号数選びと同じくらい、風への対処が釣果を左右します。
ラインを水面につける
しゃくった直後にロッドを下げ、余分な糸フケを巻き取ってラインを水面に接触させます。空中にあるラインが減るほど風の影響は小さくなります。基本にして最も効く対処です。
号数を上げずに、高比重PEを使う
風が強いからと0.8号へ上げると、太くなったぶん余計に風を受けます。太さで対抗するより、沈む性質を持つ高比重PEに替えるほうが理にかなっています。
立ち位置を変える
横風は最も釣りにくい条件です。可能なら追い風か向かい風になる位置へ移動してください。追い風なら飛距離も稼げます。
ラインの巻き量とリールのバランス
エギングで使う2500〜3000番のリールは、多くが「PE0.6号-200m」前後の糸巻き量です。150m巻きだとスプールが浅くなり、飛距離が落ちることがあります。
200m巻きを選んでおけば下巻きなしでちょうど良く、傷んだら先端側を切って裏返す使い方もできます。エギングはしゃくり続けてラインが傷みやすい釣りなので、この余裕が効いてきます。
X4とX8、エギングではどちらか
エギングに限れば、X4にも明確な利点があります。表面が角張っているぶん、しゃくった時に「シャクッ」という音と手応えが出て、操作感が分かりやすいのです。8本編みは滑らかすぎて感触が薄いと感じる人もいます。
- X8 — 飛距離重視、しなやかで糸鳴りが少ない。春の大型狙いやティップランに
- X4 — 価格が安く操作感が明確。秋の数釣りや、これから始める方に
よくある質問
0.4号まで落としても大丈夫ですか?
秋の新子で、藻場や根がない砂地なら使えます。飛距離とフォールの見やすさは上がりますが、春の大型が急に来ると対応できません。1本で通すなら0.6号が無難です。
高比重PEとは何ですか?
通常のPEは水に浮きますが、高比重タイプは沈みます。風でラインが煽られにくく、しゃくりがエギにダイレクトに伝わるのが利点です。風の強い日が多い地域では効果を感じやすいでしょう。
ラインが毛羽立ってきたら?
エギングはしゃくり続ける釣りなので、ガイドとの摩擦でラインが傷みます。先端10mほどが毛羽立ったら切ってリーダーを組み直してください。エギを何個も失う前に対処するほうが安上がりです。
まとめ
エギング用PEラインは0.6号が基準。秋の数釣りは0.5〜0.6号、春の大型や藻場は0.8号です。エギングではアタリを目で取るため、マーキングや高視認カラーを選ぶ意味が他の釣りより大きくなります。
号数の全体像はPEラインおすすめ完全ガイドに、エギ本体の選び方はアオリイカ用エギ完全比較にまとめています。
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