結論:最初の1本は5〜6フィート台のUL前後、ソリッドティップです。軽いジグヘッドを扱えて、堤防で最も出番の多い組み合わせになります。
アジングロッドとは?短くて軟らかい専用の竿
アジングロッドとは、アジをルアーで釣るために作られた専用の竿です。ダイワは公式ページで、アジのルアー釣りはメバル用の道具を流用するところから始まり、今はアジ専用の道具(タックル)が数多く出ていると説明しています。
シーバスロッドが9フィート前後なのに対し、アジングロッドは5〜7フィート台が中心です。
扱うルアーが1g前後と非常に軽いため、竿も軟らかく作られています。
アジングロッドの長さは何フィート?
最初の1本は5〜6フィート台が目安です。メートルに直すと、5フィート台は約1.5〜1.8m、6フィート台は約1.8〜2.1m、7フィート台は約2.1〜2.4mです(1フィート=30.48cm)。長さごとの性格は次のとおりです。
| 長さ | 性格 |
|---|---|
| 5フィート台 | 短い。手元の操作がしやすい |
| 6フィート台 | 標準。汎用性が高い |
| 7フィート以上 | 飛距離が出る。遠投・広く探る向き |
アジングロッドの硬さ表記とおすすめ(SUL・UL・L)
最初の1本はULかLが目安です。同じシリーズの中では、SUL・UL・Lの順に硬くなります。
アジング用はUL(ウルトラライト)やSUL(スーパーウルトラライト)という、シリーズの中でも最も軟らかい部類が使われます。
| 表記 | 目安 |
|---|---|
| SUL | 最も軟らかい。1g以下の軽量ジグヘッド向け |
| UL | 標準。1g前後のジグヘッドが中心(上限はモデルで5〜12gと幅がある) |
| L | やや強い。重めのリグやメバルも視野 |
硬さの記号より、竿に書かれた適合ルアーウェイト(g)を見る方が確実です。基準はメーカーごとに違います。
型番の数字や記号の読み方は、ロッドの型番の読み方で説明しています。
実際の製品で確かめると、同じ「UL」でも扱える重さはかなり違います。シマノとダイワの公式スペックを並べました。
たとえばソアレBBのS64UL-Sは0.5〜12g、月下美人AJINGの55UL-Sは0.3〜5gです。どちらも「UL」ですが、上限は倍以上違います。L表記でも、ダイワの68L-S(0.5〜8g)とソアレBBのS610L-S(0.6〜12g)では上限が4g違います。硬さの記号ではなく数字で比べる理由がここにあります。
アジングロッドは何グラムまで投げられる?
竿に書かれたルアーウェイト(g)の上限までが目安です。上の図の8機種では、上限は5gから15gまで機種ごとに違います。
使うジグヘッドの重さの決め方は、ジグヘッドの重さと形状の選び方で説明しています。
ソリッドとチューブラーの違い|どっちを選ぶ?
ジグ単(ジグヘッドだけの仕掛け)が中心ならソリッド、重いフロートやキャロを遠くへ投げるならチューブラーの機種も候補です。
穂先(ティップ)の構造に2種類あり、型番の末尾で見分けられます。
| ソリッド(-S) | チューブラー(-T) | |
|---|---|---|
| 構造 | 中身が詰まっている | 中が空洞 |
| 穂先 | 軟らかい | 張りがある |
| 軽いルアー | 扱いやすい | やや不利 |
| 手元に伝わる感触 | やや穏やか | ダイレクト |
「S54SUL-S」の末尾の-Sがソリッドティップを表します。最初の1本なら、軽いルアーを扱いやすいソリッドが無難です。
メーカーはソリッドティップにそれぞれ名前を付けています。シマノのソアレBBアジングはS54SUL-Sが「タフテック」、それ以外が掛け調子向けの「ハイレスポンスソリッド」、ダイワの月下美人AJINGは「メガトップ」です。ダイワで末尾が「-T」の80ML-Tはチューブラーで、公式では遠投向きとされています。
アジングロッドに合うリールの番手
アジングでは1000〜2000番クラスの小型スピニングリールがよく使われます。ソアレBBアジングの公式の適合PEは0.1〜0.4号(S54SUL-S)や0.1〜0.6号で、細いラインを巻ける小さなリールが合います。
竿が軽いので、リールが重いとバランスが崩れます。大きすぎる番手は避けてください。
番手の数字が何を表すかは、リールの番手|2500番と3000番の違いで説明しています。
アジングロッドに合うラインの太さ
ダイワ月下美人AJINGの公式の適合ラインは、PEで0.1〜0.6号、ナイロンで1〜6lbです。短くて軽いルアー向けの機種ほど、細い範囲になります。
| 機種 | ナイロン | PE |
|---|---|---|
| 55UL-S・510UL-S | 1〜3lb | 0.1〜0.3号 |
| 68L-S | 1.5〜4lb | 0.1〜0.4号 |
| 78ML-S・80ML-T | 2〜6lb | 0.15〜0.6号 |
出典: ダイワ公式 月下美人AJING(製品スペックの適合ライン)
号とlbの違いは、ラインの号数とlbで説明しています。
初心者向けアジングロッドの選び方(早見表)
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 長さ | 5〜6フィート台 |
| 硬さ | UL前後 |
| ティップ | ソリッド(-S) |
| 適合ルアー | 0.5〜3g程度をカバー |
| リール | 1000〜2000番 |
「最初の1本」の目安を、メーカー自身がどう説明しているかも見てみます。
| モデル | 長さ・自重 | 公式の説明(要約) |
|---|---|---|
| S54SUL-S | 1.63m・48g | 軽量ジグヘッド特化。おすすめは1g以下 |
| S58UL-S | 1.73m・53g | 曲がりながら掛けにいける。障害物の少ない漁港まわり |
| S64UL-S | 1.93m・59g | 乗せ掛けのスタンダード。ジグ単が得意 |
| S610L-S | 2.08m・61g | 掛けのオールラウンド。ジグ単からキャロ・軽量メタル・プラグまで |
出典: シマノ公式 ソアレBBアジング(全機種 逆並継2本・税別16,400〜18,000円)
| モデル | 長さ・自重 | ルアー/公式の説明 |
|---|---|---|
| 55UL-S | 1.65m・55g | 0.3〜5g |
| 510UL-S | 1.78m・57g | 0.3〜5g |
| 68L-S | 2.03m・63g | 0.5〜8g。漁港で最もスタンダードな1本目 |
| 78ML-S | 2.34m・81g | 2〜15g |
| 80ML-T | 2.44m・85g | 2〜15g。チューブラーで遠投向き |
出典: ダイワ公式 月下美人AJING
💡 メーカーが「標準」とする長さ
シマノはS64UL-S(6フィート4インチ)を「乗せ掛けのスタンダード」、ダイワは68L-S(6フィート8インチ)を「漁港で最もスタンダードな1本目」としています。どちらも6フィート台で、この記事の「最初の1本は5〜6フィート台」という目安と重なります。
公式の説明をもとに、選ぶ順番を3つにまとめます。
使うジグヘッドの重さを決める
1g以下の軽いジグヘッドが中心なら、シマノが「軽量ジグヘッド特化」とするS54SUL-Sのような短いSULクラス。1〜2g前後なら6フィート台のULが基準になります。
ほかのリグも投げるか考える
キャロ・軽量メタルジグ・プラグまで使うなら、ソアレBB S610L-S(0.6〜12g)のようにルアーウェイトの上限が大きいモデルを選びます。
遠くを探る必要があるか
足元や常夜灯まわりが中心なら5〜6フィート台。遠投して広く探るなら、月下美人AJINGの78ML-S・80ML-T(2〜15g)のような7フィート後半〜8フィートのモデルです。
長さと重さの関係も見ておきましょう。公式の自重は、ソアレBBの1.63mのS54SUL-Sが48g、月下美人AJINGの2.44mの80ML-Tが85gです。長くなるほど重くなるので、手元の操作や感度を重視するなら短め、飛距離を重視するなら長め、と考えます。
アジングロッドは何本必要?2本目の選び方
1本でも始められます。2本目を足すなら、1本目と扱うルアーの重さや投げる距離が重ならない竿を選びます。
ダイワは月下美人AJINGの公式ページで、アジングの釣り方を3つに分けて、それぞれに合う竿を説明しています。
| 釣り方 | どんな釣りか(要約) | 合う竿(ダイワの説明) |
|---|---|---|
| 縦の釣り | 常夜灯のまわりで、軽いジグヘッドを上下に動かしてアタリを掛ける | 短めで張りのある竿 |
| 横の釣り | アジの活性が高く浮いているときに、投げてそのまま巻いてくる | 穂先がしなやかな竿 |
| マルチな釣り | 深い場所・沖・風の強い日に、キャロやスプリットショットで仕掛けを重くする | 7フィート台中盤〜8フィートで、パワーのある竿 |
同じページでは、1セットで済ませるなら「マルチな釣り」用の竿が最も汎用性が高い、とも書かれています。ジグ単中心で始めるなら6フィート台、キャロやフロートまで1本でこなすなら7フィート台中盤〜8フィート、と目的で分けて考えてください。
メバリングロッドとアジングロッドの違い|兼用できる?
ルアーの重さの範囲が重なるモデルなら兼用できます。違いが出やすいのは長さと調子です。
メバル用の竿はアジング用よりやや長く、軟らかめに作られていることが多くなります。
とはいえ重なる部分が大きく、公式スペックのルアーウェイトが同じ範囲のモデルもあります。たとえばダイワの月下美人AJING 510UL-Sとメバルモデル74UL-Sは、どちらも0.3〜5gです。ダイワ公式では、メバルモデルは「乗せ調子」「粘り調子」の竿とされていて、同じ重さを扱えても竿の性格は違います。
長さも公式の数字で比べられます。アジングの510UL-Sは1.78m、メバルモデルの74UL-Sは2.24mで、メバルモデルの方が46cm長くなっています。
アジングロッドをエギングに使えるかは、エギングロッドとリールの選び方のよくある質問で扱っています。
アジングロッドの最安値を型番別に検索
下の「型番」ボタンを押すと、その製品と型番の最安値検索ページへ移動します。掲載しているのは当サイトの商品データに実在する型番のみです。
| 製品 | 型番・番手 |
|---|---|
| シマノ ソアレ | 46H30MS76UL-T46MMS64UL-S150MS54SUL-SS610L-S |
| ダイワ 月下美人 | 150M200M30M74UL-S510UL-S66L-S68L-T83M-T |
| メジャークラフト ソルパラ | 732LSPSJ-962M762L702LSPXT-S70ULSPXT-76LSPSB-862LSPAJ-S582UL |
| メジャークラフト クロステージ | CRXJ-B692LCRXJ-B692ULCRXJ-B692MLCRXJ-B702MCRXJ-B702MHCRX-904MLS662MCRX-S702H |
| メジャークラフト トリプルクロス | TCX-962MTCX-962MHB662MB662HTCX-962HS732XHTCX-S702MTCX-832ML |
よくある質問
初心者の1本目は何フィート・どの硬さですか?
6フィート前後・UL・ソリッドティップです。堤防で最も出番が広くなります。
ソリッドとチューブラー、どっちがいいですか?
軽いルアーを扱いやすいソリッドが無難です。型番末尾の-Sが目印になります。
硬さの記号だけで選べますか?
選べません。適合ルアーウェイト(g)を必ず確認してください。基準はメーカーごとに違います。
リールは何番ですか?
1000〜2000番です。竿が軽いので、大きすぎるとバランスが崩れます。
メバル用と兼用できますか?
ルアーウェイトの範囲が合っていれば使えます。公式スペックの数字で重なりを確認してください。
アジングロッドの値段はどのくらいですか?
ダイワ月下美人AJINGのメーカー希望本体価格は16,500〜19,000円(税抜)です。実際の販売価格は、上の型番ボタンから比べられます。
合わせるワームはアジングビームのような、ジグヘッドに刺して使うストレートワームから始めると選びやすいです。
まとめ
アジングロッドは5〜6フィート台・UL・ソリッドティップが基準です。
硬さの記号はメーカーごとに違うので、適合ルアーウェイトの数字で最終確認してください。
本記事に掲載している口コミ・レビューは、当サイト運営者が釣り仲間・知人へ独自にヒアリング調査を行った結果に基づくものです。個人の感想であり、全ての方に同様の効果・結果を保証するものではありません。




