💡 結論
船竿は「錘負荷(オモリ負荷)」と「調子」の2つで選びます。錘負荷は使えるオモリの重さの範囲、調子は竿のどこから曲がるかです。まず乗る船で使うオモリの号数を船宿に聞き、それが錘負荷の範囲に入る竿を選んでください。
✅ この記事でわかること
- 陸の竿との違い
- 調子(7:3など)の意味(図解)
- 型番の読み方(ダイワ ライトゲームXの例)
- 錘負荷(号数)の読み方とグラム換算
- 電動リール・継数・レンタルの考え方
船竿は陸の竿と設計が違う
陸から投げる竿は飛距離のために長く作られます。船竿は投げないため、短く、真下の操作に向いた設計です。
| 陸の竿(ルアー) | 船竿 | |
|---|---|---|
| 長さ | 8〜10フィート程度 | 1.5〜2.5m程度 |
| 想定する動作 | キャスト | 真下に落とす・巻く |
| 長さの表記 | フィートが多い | メートル・センチが多い |
調子|7:3が何を表すか
「7:3調子」のような表記は、竿のどこから曲がるかを表します。竿全体を10として、手元側の7割はあまり曲がらず、穂先側の3割が曲がるという意味です。左の数字が大きいほど、先の方だけが曲がります。
| 調子 | 曲がり方 | 性格 |
|---|---|---|
| 9:1 | 穂先だけ | 先だけが曲がり、アタリが分かりやすい |
| 8:2 | 先寄り | 掛けにいく釣り向き |
| 7:3 | 中間 | 標準。汎用性が高い |
| 6:4 | 胴から | 魚まかせ。食い込みがよい |
| 5:5 | 全体 | 胴からしなやかに曲がる |
📝 調子と硬さは別のもの
調子は曲がる位置、「M」「MH」「H」などは竿の強さ(硬さ)を表します。同じ7:3でも、MとHでは扱えるオモリの重さが違います。
迷ったら7:3です。硬すぎず軟らかすぎず、多くの釣りに対応します。
型番の読み方
ダイワのライトゲームXなら、「73 MH-190」は7:3調子・MHの硬さ・長さ190cmという意味です。同じシリーズに64・73・82の3種類の調子があり、船の上で扱いやすい1.9mのモデルが中心です(1.9mモデルは2本継・仕舞寸法100cm)。表記の仕方はメーカーやシリーズで違うので、仕様表で確認してください。
長さの選び方
ライトゲームXでも、1.9mのモデルに加えて2.25m(73 MH-225、仕舞117cm)が用意されています。短い竿は船の上で取り回しやすく、長い竿は船の揺れを吸収しやすく、長い仕掛けも扱いやすいのが一般的な違いです。最初の1本は、船宿で多く使われている長さに合わせると困りません。
錘負荷(号数)
竿には「錘負荷 ○〜○号」という表記があります。これが使えるオモリの範囲です。1号=3.75グラムで換算できます。「30〜80号」なら、およそ112〜300グラムまで対応するという意味です。
| モデル | 錘負荷 | グラム換算 |
|---|---|---|
| 64 M-190 | 20〜60号 | 約75〜225g |
| 73 MH-190 | 30〜80号 | 約113〜300g |
| 73 H-190 | 40〜100号 | 約150〜375g |
| 73 HH-190 | 40〜120号 | 約150〜450g |
| 82 MH-190 | 30〜100号 | 約113〜375g |
ダイワ公式サイトのライトゲームXの製品スペックより。グラム換算は1号=3.75gで計算。
範囲を超えるオモリを使うと竿が折れます。ここは陸の竿の適合ルアー重量と同じ考え方です。ルアーも使う船竿では、錘負荷(号)とルアー重量(g)が併記されているモデルもあります。
号数は船宿に確認する
使うオモリの重さは海域・潮流・水深で決まっており、船宿が指定することがほとんどです。予約時に確認してから竿を選ぶのが確実です。指定のオモリが錘負荷の範囲に入らない竿を持って行くと、その日は釣りになりません。
船宿に釣り物とオモリの号数を聞く
「アジ・ビシ40号」「タチウオ・テンヤ」など、釣り物ごとに決まっていることが多いです。
その号数が錘負荷の範囲に入る竿を選ぶ
範囲の真ん中あたりに来るものが扱いやすくなります。
調子を選ぶ
迷ったら7:3。食い込み重視なら6:4寄り、掛けにいくなら8:2寄り。
リールと合わせる
水深が深いなら電動リールも検討します。
釣り物で竿が分かれる
船釣りは、釣り物ごとに仕掛けやオモリが大きく違います。そのため専用の竿が作られている釣りも多くあります。
| 釣り方の例 | 竿の考え方 |
|---|---|
| ビシ釣り(アジなど) | 汎用の船竿(ライトゲーム竿など)で錘負荷を合わせる |
| タイラバ(マダイ) | 穂先が軟らかいタイラバ専用ロッド |
| テンヤ(タチウオ・マダイ) | 感度を重視したテンヤ専用ロッド |
| イカメタル・ティップラン | 穂先でアタリを見る専用ロッド |
まず1本なら、ダイワのライトゲームXのような汎用の船竿から始め、特定の釣り物に通うようになったら専用竿を足していく順番が無理がありません。タイラバロッドの選び方はタイラバロッドの選び方|長さと調子で解説しています。
電動リールを使うか
水深のある釣りでは電動リールが使われます。電動リール対応の竿は、巻き上げの力に耐える設計になっています。竿とリールの相性があるため、電動を使う予定があるなら対応モデルを選んでください。
継数と持ち運び
船竿も2ピースが主流です。グリップの位置で分かれる製品や、変則的な継ぎ方をするものもあります。ライトゲームXの1.9mモデルは仕舞寸法100cmなので、車に積みやすく、ロッドケースにも収まりやすい長さです。
レンタルという選択肢
多くの船宿は竿とリールのレンタルを用意しています。初回はレンタルで釣り物を確かめてから、自分の竿を買う順番も現実的です。レンタルで使った竿の調子や長さを覚えておくと、自分の竿を選ぶときの基準になります。船宿ごとに用意の有無と料金が違うので、予約時に確認してください。
船竿の最安値を型番別に検索
下の「型番」ボタンを押すと、その製品と型番の最安値検索ページへ移動します。掲載しているのは当サイトの商品データに実在する型番のみです。
よくある質問
7:3調子とは何ですか?
竿のどこから曲がるかを表します。穂先側の3割が曲がるという意味で、左の数字が大きいほど先だけが曲がります。
どの調子を選べばいいですか?
迷ったら7:3です。多くの釣りに対応します。
錘負荷はどう決めますか?
乗る船宿に使うオモリの号数を確認し、それが範囲に入る竿を選びます。
号数は何グラムですか?
1号=3.75グラムです。30号なら約112グラム、80号なら300グラムになります。
長さはどう選びますか?
最初は1.8〜2m前後の扱いやすい長さが無難です。長い仕掛けを使う釣り物では、長めの竿が扱いやすくなります。
陸の竿で代用できますか?
難しくなります。長さも設計思想も違います。まずはレンタルを検討してください。
まとめ
✅ この記事のポイント
- 船竿は錘負荷と調子の2つで選ぶ
- 錘負荷は使えるオモリの範囲。1号=3.75g
- 調子は曲がる位置。迷ったら7:3。硬さ(M・MH・H)とは別
- 使うオモリは船宿に確認してから竿を決める
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