結論:足場で選びます。濡れた岩や磯ならフェルトかフェルトスパイク、堤防のコンクリートならラジアル、船のデッキならデッキソールです。ソールを間違えると、滑るか、逆に引っかかって歩きにくくなります。
ソールの種類
釣り用シューズの底は、大きく4種類に分かれます。それぞれ得意な足場が違うため、どこで釣るかが決まれば選ぶものも決まります。
| ソール | 向く足場 | 苦手な足場 |
|---|---|---|
| フェルト | 濡れた岩・磯・渓流 | 乾いた地面・アスファルト |
| フェルトスパイク | ぬめりのある磯・岩 | 船のデッキ(傷が付く) |
| ラジアル(ゴム) | 堤防・砂浜・普段履き | ぬめった岩 |
| デッキ | 船の上 | 磯・岩場 |
フェルト|濡れた岩に効く
底に厚い繊維を貼ったソールです。濡れた岩の表面の水膜を吸って、直に接地させることで滑りを抑えます。
ただし乾いたコンクリートやアスファルトでは逆に滑ります。駐車場から釣り場までの移動でヒヤリとすることがあるので注意してください。
フェルトスパイク|ピンを併用する
フェルトに金属ピンを埋め込んだタイプです。ぬめりの強い磯では、フェルト単体より食い付きます。
ピンがあるぶん硬い路面では音が出て、歩き心地も硬くなります。
ラジアル|堤防と普段履き
一般的なゴム底です。堤防のコンクリートやサーフの砂で扱いやすく、そのまま車に乗っても床を汚しにくくなります。
磯には向きません。ぬめった岩の上では滑ります。
デッキ|船の上専用
船のデッキ用に、濡れた樹脂面でグリップし、かつ船体に傷を付けない柔らかいソールです。ピンの付いたソールは船では使えません。
交換式という選択肢
ソールを取り外して別の種類に交換できる仕組みを持つ製品があります。シマノの「ジオロック」がその例です。
磯と堤防の両方に行く場合、1足でソールだけ履き替える運用ができます。ソールは消耗品なので、擦り減ったら交換できる点も利点です。
| 交換式 | 固定式 | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 高い | 安い |
| 足場の変化 | ソール交換で対応 | 別の靴が要る |
| 擦り減った時 | ソールだけ買い替え | 靴ごと買い替え |
行く場所が1種類に決まっているなら、固定式で十分です。
防水とゴアテックス
雨や波しぶきを考えると、防水性能は効いてきます。ゴアテックスなどの防水透湿素材を使った製品は、水を通さずに内側の蒸れを逃がします。
価格は上がるので、行く頻度と季節で判断してください。夏の短時間なら、通気性の高い非防水モデルの方が快適なこともあります。
ハイカットとローカット
| ハイカット | ローカット | |
|---|---|---|
| 足首 | 保護される | 動かしやすい |
| 異物の侵入 | 入りにくい | 砂利が入りやすい |
| 重さ | 重い | 軽い |
足場の悪い磯ならハイカット、整った堤防ならローカットが扱いやすくなります。
ウェーダーとの違い
ウェーダーは水の中に立ち込むための装備で、シューズは陸の足元を守るものです。用途が違うため、どちらか一方で両方をまかなうことはできません。
サーフで立ち込むならウェーダー、堤防や磯を歩くならシューズになります。
選ぶ前に確認したいこと
行く釣り場のルールや状況は場所ごとに違います。釣行前にご自身で最新の情報を確認し、無理のない範囲で判断してください。足場の悪い場所では、装備を整えても危険が残ります。
よくある質問
堤防だけならどれですか?
ラジアルソールです。コンクリートで扱いやすく、そのまま普段履きにもできます。
フェルトは堤防で使えますか?
おすすめしません。乾いたコンクリートでは滑ります。フェルトは濡れた岩でこそ効きます。
スパイクは船で使えますか?
使えません。デッキを傷付けます。船では専用のデッキソールを用意してください。
1足で全部まかなえますか?
難しいです。どうしても1足ならソール交換式を選ぶと、履き替えで対応できます。
ソールはどのくらいで交換しますか?
期間ではなく擦り減り具合で判断します。フェルトが薄くなったらグリップが落ちています。
まとめ
濡れた岩ならフェルト、堤防ならラジアル、船ならデッキ。この対応さえ間違えなければ、足元の不安はかなり減ります。
複数の場所へ行くなら、ソール交換式を選んでおくと1足で対応できます。
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