スミスのボトムノックスイマーは、底を小突きながら泳がせて使うトラウト用ルアーです。先端に集めたウエイトとテール側の浮力で、テールを上に向けたまま底を叩きながら誘えます。
この記事ではおすすめカラー5選を状況別にまとめました。5色とも、2026年9月時点で在庫を確認できたカラーです。
ボトムノックスイマーとは?特徴とサイズ・重さ(Ⅱ・35・41・エリア)
ボトムノックスイマーは、スミスのトラウト用ルアー。公式では「横方向の誘いに反応が薄れたトラウトでさえも口を使う新ジャンルのトラウトルアー」と紹介されています。底を叩きながら泳がせるのが最大の特徴です。
| サイズ | 主な対象 | 向くフィールド |
|---|---|---|
| エリア(2.2g) | エリアトラウト | 止水・流れの緩い渓流 |
| Ⅱ(3.2g) | ヤマメ・イワナ・アマゴ | 渓流の基本 |
| 35(4.2g) | 大型トラウト | 滝壺・堰下・本流・湖 |
| 41(6.5g) | トラウト | 速い流れ・深い淵・中流域 |
渓流の基本はⅡ(3.2g)です。この記事のカードは、深い場所や流れの強い場所向けの35(4.2g)を表示しています。
スミス公式によると、ボトムノックスイマーは高比重のタングステンウエイトを先端部に集中させ、テール方向の浮力を保つ設計です。流れの中でも、着底したときにテールを上に向けた姿勢を保ち、底を叩きながら泳がせると「底のエサをついばむ小魚」を演出するとされています。ただ巻きではテールをゆっくり左右に振りながら水平に泳ぎます。
| モデル | 重さ・長さ | 公式の位置づけ |
|---|---|---|
| エリア | 2.2g・約30mm | Ⅱの内蔵ウェイトを約1g軽くした、止水や流れの緩い場所向け |
| Ⅱ | 3.2g・約30mm(販売店の表記) | シリーズの基本形 |
| 35(この記事のカード) | 4.2g・約35mm | Ⅱを大きくし、より遠く・深くへ。滝壺・堰下・本流・湖 |
出典: スミス公式(エリア・35)。Ⅱのスペックは販売店の商品説明による
開発者の本山博之氏は、スミス公式のコンセプトノートで、軽いモデルは盆明けからの秋口にゆっくり沈ませたいとき、重い35はノーマルだと飛び出してしまう激流の中で使い分けると話しています。また、使うラインでも動きが変わり、ナイロンはスイングの初速がゆっくり、PEは立ち上がりからテンポ良く動くそうです。着水の波紋だけで食われることも多いので、着水はソフトに、と説明されています。投げる強さも意識してみてください。
ボトムノックスイマー41とは?Ⅱ・35との違い
ボトムノックスイマー41は、41mm・6.5gのシリーズ最大のモデルです。Ⅱの機能はそのままに大きくして、速い流れ・深い淵・中流域を探れるようにしてあります(スミス公式。2021年4月発売)。
公式によると、大きくしたぶん沈むのが速く、慣性力(動き続けようとする力)もあるので、テンポよく探るのが得意です。ライトパワー以上のタックルでも扱えて、遠くへ投げやすいとも説明されています。
41の公式カラーは12色です。35にあるインセクトブラウン・グリーンチャート・ルミナスの3色は、41の公式カラーには載っていません。この記事の5色のうち、ルミナス以外の4色は41の公式カラーにもあります。
ボトムノックスイマー エリアは管釣り用|Ⅱとの違い
管釣り(管理釣り場)で使うなら、スミス公式が勧めているのはボトムノックスイマー エリアです。Ⅱの公式ページにも、管理釣り場では各釣り場のルール(レギュレーション)に従い、エリアを使うよう書かれています。
エリアは、沈むスピードと左右に振れるスピードをおさえて、止水のエリアトラウトが追いかけて食べやすい速さにしたモデルです。頭側が重く、テール側に浮力を持たせてあるので、底で立つ作りになっています。
| エリアの公式カラー(全10色) |
|---|
| 15 オリーブイエロー/16 サンドペレット/17 チョコレートブラウン/18 バナナイエロー/19 ピンクキャンディ/20 ミルキーブラウン/21 ストロベリーシェイク/22 マルチペレット/23 オレンジミルク/24 マッチャグリーン |
エリアの色は、渓流用のⅡ・35・41とは別のラインナップです。20番と21番は番号が同じでも色が違う(Ⅱ・35・41の20はチャートバックヤマメ、21はイエローパーマーク)ので、買うときは番号ではなく色の名前で確かめてください。
ボトムノックスイマーのおすすめカラー5選|状況別の選び方
結論:ボトムノックスイマーのおすすめカラーは「ゴールドアマゴ」「レーザーアユ」「アカキン」「レーザーチャート」「ルミナス」の5色です。それぞれの使いどころと選び方の根拠を以下で解説します。
底を叩く釣りは、魚が下から見上げる形になります。カラーは水色と光量に合わせてシルエットの出方を調整する役割です。
ℹ️ 開発者が語る「色」の考え方
スミス公式のコンセプトノートで開発者は、ホログラム・マット・蛍光と色を試してもそれほど大きな差は出ないとし、釣れる要素の中心は細かなバイブレーションだと話しています。この記事の5色は、水色と光量で見え方を調整するための目安として使ってください。| 35の公式カラー(全15色) | |
|---|---|
| 01 レーザーヤマメ/02 ゴールドアマゴ/03 レーザーチャート | 04 ピンクチャート/05 レーザーアユ/06 ピンクスラッシュ |
| 07 アカキン/08 レーザーブラック/09 インセクトブラウン | 10 ドジョウ/11 レーザーイワナ/12 グリーンチャート |
| 13 ルミナス/20 チャートバックヤマメ | 21 イエローパーマーク |
出典: スミス公式 ボトムノックスイマー35
ゴールドアマゴ|まず結ぶ渓流の基準色
アマゴの魚体をゴールドベースで表現したナチュラル系。渓流の石の色に馴染みつつ、金の反射で最低限の主張を残します。最初に結んで反応を測る枠です。
| 天候・光量 | 曇り ◎/晴れ ○/雨 ○ |
|---|---|
| 時間帯 | 日中 ◎/朝マズメ ◎/夕マズメ ○ |
| 潮・水色 | 澄み潮 ◎/ささ濁り ◎ |
| ベイト | 水生昆虫・小魚 |
| こんな時に | 渓流の日中/初場所の1投目/迷った時 |
使い方のコツ:上流に投げて流し込み、底を小突きながら引いてきます。石の裏や落ち込みの脇で一瞬止めてください。
レーザーアユ|澄んだ水とアユパターン
アユの体色にレーザー反射を重ねた配色。澄んだ水でベイトがアユの時期に、シルエットを合わせにいく枠です。日中の明るい状況でも使いやすい色です。
| 天候・光量 | 晴れ ◎/曇り ○/雨 △ |
|---|---|
| 時間帯 | 日中 ◎/朝マズメ ◎ |
| 潮・水色 | 澄み潮 ◎/ささ濁り ○ |
| ベイト | アユ・オイカワ |
| こんな時に | アユが多い時期/澄んだ本流/ゴールド系で見切られた時 |
使い方のコツ:流れの筋に沿って通します。反射を効かせたいので、速度を落としすぎないのがコツです。
アカキン|濁りとローライトに
赤金の組み合わせは、濁りが入った時や光量が落ちた時に使いやすい配色です。強い反射で存在をはっきり伝えられるので、ナチュラル系で反応が出ない時の切り替え先になります。
| 天候・光量 | 雨 ◎/曇り ◎/晴れ ○ |
|---|---|
| 時間帯 | 朝マズメ ◎/夕マズメ ◎/日中 ○ |
| 潮・水色 | 強濁り ◎/ささ濁り ◎/澄み潮 ○ |
| ベイト | 小魚全般 |
| こんな時に | 増水後の濁り/光量が落ちた時/ナチュラル系で無反応の時 |
使い方のコツ:濁りが強いほどゆっくり引いて、底を叩く音と反射の両方で気づかせます。
レーザーチャート|強い濁りと深場
チャートの強い発色にレーザーを重ねた、主張の強い配色。強い濁りや水深のある場所で、アカキンでも足りない時に使う枠です。
| 天候・光量 | 雨 ◎/曇り ◎/晴れ △ |
|---|---|
| 時間帯 | 日中 ◎/夕マズメ ◎ |
| 潮・水色 | 強濁り ◎/ささ濁り ○ |
| ベイト | 小魚全般 |
| こんな時に | 大増水後/水深のある淵/アカキンでも反応が無い時 |
使い方のコツ:ボトムをしっかり感じながら、止める時間を長めに取ります。見せる時間を作ることを優先してください。
ルミナス|夜明け前と暗い渓相
明るい淡色系の配色。まだ暗い夜明け前や、木々に覆われて光の入らない渓相で、シルエットを見せたいときに試す枠です。
| 天候・光量 | 曇り ◎/雨 ◎/晴れ △ |
|---|---|
| 時間帯 | 朝マズメ ◎/夕マズメ ◎ |
| 潮・水色 | ささ濁り ◎/強濁り ◎ |
| ベイト | 小魚・水生昆虫 |
| こんな時に | 夜明け前/暗い渓相/夕方の残り時間 |
使い方のコツ:暗い時間は動きを大きくしすぎず、底を叩く間隔を一定にして見つけてもらう時間を作ります。
ボトムノックスイマーの使い方|公式が説明する動かし方
使い方の基本は「底を叩く」「ただ巻き」「トゥイッチ」の3つで、開発者は落とし込みでも食ってくると話しています。公式ページには「使い方はあなた次第」とあり、決まった正解はありません。
| 動かし方 | やり方 | ルアーの動き |
|---|---|---|
| 底を叩く(ボトムノック) | 底まで沈めたら、底を軽く叩く動き(ボトムタッピング)を入れながら引く | テールを立てたまま、底をつつくように動く |
| ただ巻き | リールを一定の速さで巻く | 水平に泳ぐ。開発者によると、引いている間も細かく震えている |
| トゥイッチ | 糸のたるみ(ラインスラック)を使って、竿先を小さく動かす | 左右に、ときには上下にスイングする |
| 落とし込み | エサ釣りのように落とし込み、小さくあおる | 開発者によると、沈んでいく途中も細かく泳ぐ |
開発者は、落ちていく途中で食う「落ちパク」が多いとも話しています。季節による使い分けもあり、8月からは、幅のあるスイングで見せるより、短いトゥイッチ(ショートトゥイッチ)になるそうです。
ボトムノックスイマーのフックサイズは?シングルフックに替えてもいい?
付属フックは、Ⅱが#12、35が#10、41が#8のD-コンタクトフック、エリアがヴァンフック SP-31BLの#8です。シングルフックに替えるなら、開発者は合うスプリットリングと組み合わせないと本来の動きが失われると話しているので、リングも一緒に合わせてください。
| モデル | 付属フック | 本体価格(税別) |
|---|---|---|
| Ⅱ(3.2g) | D-コンタクトフック #12 | 1,300円 |
| 35(4.2g) | D-コンタクトフック #10 | 1,400円 |
| 41(6.5g) | D-コンタクトフック #8 | 1,450円 |
| エリア(2.2g) | ヴァンフック SP-31BL #8(スプリットリング2個でつなぐ) | 1,300円 |
開発者の本山博之氏はスミス公式のコンセプトノートで、Ⅱは最初シングルフックで開発していたものの、今のトリプルフックにしたら泳ぎが大きくなったと話しています。ウエイト・ボディの素材・形のバランスで動いているので、フックをまったく違うものに替えると動きが出なくなるとも説明しています。
エリアの付属フックは、ヴァンフック公式ではSP-31BLのページがSP-31Bのページにつながっていて、2022年6月に品番をSP-31Bに変えたと書かれています。替えのフックを探すときの参考にしてください。
自然の川でも、キャッチ&リリース区間のように独自のルールがある場所があります。管理釣り場も含めて、フックの決まりは釣り場ごとに確かめてください。#(番手)の読み方はフックのサイズ表記|番手の読み方にまとめています。
ボトムノックスイマーはソルト(海)でも使える?
スミス公式の2017年のコンセプトノートでは、ソルトウォーターのライトゲーム用もラインナップされたと紹介されています。販売店では「ボトムノックスイマー II SWカラー」の名前で扱われています。
ただし、2026年10月時点のスミス公式サイトのソルト製品一覧には載っていないため、色や仕様は販売店の商品説明で確かめてください。
ボトムノックスイマーの最安値をモデル別に調べる
モデルごとに、通販サイトの価格をまとめて調べられます。
41はカラー別にも調べられます(この記事の5色のうち、当サイトの検索で41の商品が見つかった色)。
41 ゴールドアマゴ41 レーザーアユ41 レーザーチャート
ボトムノックスイマーに合うタックル(ロッド・ライン)
開発者はスミス公式の取材で、PE0.6号にフロロカーボン4〜5ポンドのリーダーを約50cmつないだ組み合わせと、6ポンドのラインを使っていました。
ただし開発者は、使う人・ロッド・ラインで動きが変わるので、こう使うのが良いとは一概に言えないとも話しています。細いラインを使うとスイングの幅が広がり、太いラインだと沈むのが遅くなったり、スイングがゆっくりになったりするそうです。5ポンドと7ポンドでは、変わるのはスイングの幅だけとも話しています。
ロッドについては、開発者自身はあまり硬いものを使わず、投げやすさを優先しているそうです。竿の硬さが違うと、スイングの初速も変わると説明しています。
渓流用ミノーのカラー選びはシルバークリーク おすすめカラー5選にまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q. ボトムノックスイマーは何gを選べばいいですか?
渓流ならⅡ(3.2g)が基準です。深い淵や流れの強い本流・湖では35(4.2g)、止水のエリアや流れの緩い場所ではエリア(2.2g)を選んでください。
流れが速い場所や中流域で、さらに重さが欲しいときは41(6.5g)があります。
Q. ボトムノックスイマーは根掛かりしやすいですか?
公式では、着底したときにテールを上に向けた姿勢を保つ設計とされています。ただし底を叩き続ける釣りなので、根掛かりやフックの傷みはこまめに確認してください。
開発者はスミス公式のコンセプトノートで、岩場でまっすぐ引いてくると、岩に当たりながらくるっとかわすと話しています。
Q. 何色そろえれば足りますか?
ナチュラル系・アピール系・淡色系の3系統があれば回せます。最小構成ならゴールドアマゴ/アカキン/ルミナスの3色です。
Q. ボトムノックスイマー2とⅡは同じものですか?
同じモデルです。スミス公式の名前は「ボトムノックスイマーⅡ」(3.2g)で、販売店では「2」や「II」と書かれることがあります。
Q. ボトムノックスイマーで釣れない時は何を見直せばいいですか?
公式と開発者の説明から見直せるのは3つです。フックとスプリットリングを買った時の組み合わせから変えていないか、流れに対して重さが足りているか(底に届かないなら35・41)、ラインが太すぎてスイングがゆっくりになっていないか、を確かめてください。
まとめ
ボトムノックスイマーは、底を叩きながら泳がせて使うスミスのトラウトルアーです。公式は「新ジャンルのトラウトルアー」と紹介しています。
カラーはまずゴールドアマゴで反応を測り、澄んでいればレーザーアユ、濁ればアカキンという組み立てで十分に回せます。強い濁りにレーザーチャート、暗い時間にルミナスを足すと、色の選択肢が広がります。
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