結論:番手は数字が大きいほど「小さい」フックです。#12より#6の方が大きく、#1を超えると1/0・2/0という別の並びになります。直感と逆なので、ここだけ覚えてください。
番手は数字が大きいほど小さい
フックのサイズは#(シャープ)と数字で表されます。ここが独特で、数字が大きくなるほどフックは小さくなります。
小さい方から並べると、次の順序です。
| 小さい ← | → 大きい | |
|---|---|---|
| #12 #10 #8 | #6 #4 #2 #1 | 1/0 2/0 3/0 |
実際のフックで確かめてみます。オーナー(カルティバ)の定番トレブルフックST-46は、公式で#10から2/0まで10サイズあり、メーカーが公表している標準重量(平均値)は次のとおりです。
#10は0.37g、#1は1.76g、2/0は3.71gです。#の数字が小さくなるほど重く(大きく)なり、1/0からは数字が大きくなるほど重く(大きく)なることが、数字でもはっきり分かります。希望本体価格は#10〜#1が850円、1/0が900円、2/0が950円です。
「1/0」からは並びが逆転する
#1より大きいサイズは1/0・2/0・3/0…と表記されます。一般に「イチゼロ」(英語読みで「ワンオー」とも)と読みます。
ここからは数字が大きいほど大きくなるので、#の並びとは逆です。
| 表記 | 並び方 |
|---|---|
| #12 → #1 | 数字が小さくなるほど大きい |
| 1/0 → 5/0 | 数字が大きくなるほど大きい |
メーカーが違えば実寸も違う
同じ#6でも、メーカーやシリーズによって実際の大きさは違います。番手はあくまで各社の内部基準です。
買い替えるときは、できるだけ同じシリーズで揃えると失敗しません。別のシリーズに変えるなら、実物の寸法を確認してください。
同じメーカーの同じ番手でも、モデルが違えば重さが違います。オーナーのトレブルフックの#4だけを比べると、次のようになります。
| モデル(オーナー) | #4の標準重量 |
|---|---|
| STX-38ZN | 0.61g |
| ST-36BC | 0.63g |
| ST-41TN | 0.75g |
| ST-46 | 0.76g |
| ST-56 | 0.92g |
| ST-66 | 1.27g |
出典: オーナー公式「トリプルフック標準ウェイト表」(平均値)
いちばん軽いSTX-38ZNと、いちばん重いST-66では2倍以上の差があります。「#4なら何でも同じ」ではないことが分かります。ST-66の#4(1.27g)は、ST-46の#2(1.2g)とほぼ同じ重さです。
ルアーのフックを交換するとき
基本は元から付いていたフックと同じ番手です。メーカーはルアーの重さ・バランス・泳ぎを見てフックを選定しています。
| 変更 | 起きること |
|---|---|
| 大きくする | 重くなり泳ぎが変わる。ルアー同士が絡みやすい |
| 小さくする | 軽くなる。掛かりが浅くなることがある |
フックの重さはルアーの姿勢に直結します。特に浮くルアーでは、重いフックに変えると浮かなくなることがあります。
💡 数字で見る「番手を上げると重くなる」
ST-46で#6(0.57g)を#4(0.76g)に替えると、1本あたり約0.19g重くなります。フックが2本付いたルアーなら約0.4gです。軽いルアーほど、この差が泳ぎや浮き方に響きます。
交換するフックの番手は、ルアーの公式ページを見ると分かることが多いです。いくつか例を挙げます。
| ルアー | 公式ページの純正フック表記 |
|---|---|
| ima サスケ120 裂波 | フック #6 |
| コアマン IP-18 | シルバークロー(シングル)#2 |
| コアマン IP-13 | シルバークロー #4 |
| ジャッカル ビッグバッカージグ 20g | リア #6 |
| 一誠 ネコメタル 40g | 交換用はクワレルアシスト #2 |
各メーカー公式の製品ページより(2026年9月時点)
パッケージを捨ててしまった場合も、メーカーのサイトで品名を検索すればたいてい載っています。フックの種類(トレブルかシングルか)も一緒に確認してください。
なお、フックのモデルによって用意されている番手の範囲も違います。細かい番手まであるモデルもあれば、大きいサイズだけのモデルもあります。
| モデル(オーナー) | 公式のサイズ展開 |
|---|---|
| ST-36BC | #18〜2/0 |
| ST-46 | #10〜2/0 |
| ST-56 | #6〜3/0 |
| ST-66 | #4〜5/0 |
| STX-68 | 2/0〜7/0 |
出典: オーナー公式「トリプルフック標準ウェイト表」に載っているサイズ
太軸と細軸
同じ番手でも、線の太さが違うモデルがあります。
| 太軸 | 細軸 | |
|---|---|---|
| 強度 | 強い(伸びにくい) | 弱い |
| 重さ | 重い | 軽い |
| 刺さり | やや劣る | 刺さりやすい |
大型を狙うなら太軸、軽いルアーの姿勢を崩したくないなら細軸という選び分けになります。
番手を読むときに一緒に覚えておきたいのが、針の部位の呼び名です。メーカーの説明はこの言葉で書かれています。
フックが大きくなると、主にフトコロ(鈎先と軸のあいだの幅)と全体の長さが大きくなります。メーカーは同じ番手の中でも、フトコロの広さや軸の太さを変えたモデルを作り分けています。
| カエシの種類 | がまかつ公式の説明(要約) |
|---|---|
| バーブレス(スレ) | 刺さり最優先。深くフッキングでき、安全にすばやくリリースできる |
| マイクロバーブ(半スレ) | 極小のカエシ。通常より小さいので貫通性が上がる |
| メガバーブ | 大きなカエシでバラシを減らす。刺した餌もずれにくい |
出典: がまかつ公式「鈎ピクト解説」
強度の面では、がまかつ公式に「平打」という加工の説明もあり、鈎を横からプレスすることで、開く方向の力に対する強度を上げるとされています。同じ番手・同じ太さでも、加工の違いで強さが変わることがあります。
交換のタイミング
| 状態 | 対応 |
|---|---|
| 錆びている | 交換。強度が落ちている |
| 先端が曲がった・鈍った | 交換 |
| フックが開いている | 交換。一度伸びたら戻らない |
爪に軽く当てて引っかからずに滑るなら鈍っています。安価な部品なので、迷ったら交換してください。
よくある質問
#6と#4はどちらが大きいですか?
#4です。番手は数字が小さいほど大きくなります。
1/0はどう読みますか?
一般に「イチゼロ」と読みます。#1より大きいサイズで、こちらは数字が増えるほど大きくなります。
号と#(番手)は何が違いますか?
主にエサ釣りの針は「号」、ルアーのフックは「#」(「♯」と書かれることもあります)で表記されます。並び方が逆で、号は数字が大きいほど大きく、#は数字が大きいほど小さくなります。号と#は別の基準なので、同じ数字でも大きさは対応しません。
メーカーが違っても同じ大きさですか?
違います。番手は各社の基準なので、同じ#6でも実寸に差があります。
ルアーのフックは何番に交換すればいいですか?
元から付いていたものと同じ番手が基本です。変えると泳ぎが変わります。
太軸と細軸はどちらを選びますか?
大型狙いなら太軸、軽いルアーの姿勢を優先するなら細軸です。
ワームに使うジグヘッドの重さと形状は、ジグヘッドの記事で別途まとめています。
ライトゲーム向けの具体的な製品はデコイのジグヘッド5選を参考にしてください。
まとめ
#は数字が大きいほど小さく、1/0からは数字が大きいほど大きい。この逆転だけ押さえれば読み違えません。
ルアーの交換は元と同じ番手が基本です。番手はメーカーごとに実寸が違う点にも注意してください。
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