林釣漁具製作所の「餌木猿(えぎざる)」は、職人が一つずつ仕上げる手作りエギの名作。安定した浮き・沈み姿勢と、紫テープ下地(紫式)の独特なアピールでスレたアオリイカにも口を使わせます。ここでは実績の高い紫式のおすすめカラー5選と使い分けを解説します。
結論:まずは「スギパープル」。ナチュラル寄りで幅広く使える定番です。澄み潮・デイは青マジョーラ、ナチュラルに見せたいときは緑マジョーラ、光量があればメッシュ、ローライト・マズメはムラムラ、と紫式の中で下地と柄を使い分けると隙がありません。
餌木猿(紫式)の特徴とカラーの考え方
餌木猿は布地とテープを手貼りで仕上げる手作りエギで、量産エギにはない微妙な波動と発光が持ち味。中でも「紫式」は紫テープを下地に敷き、その上の柄(スギ・マジョーラ・メッシュなど)で見え方を変えるシリーズです。紫下地は水中でシルエットを締めつつ乱反射でアピールするため、澄み潮からローライトまで対応。柄の違いで「ナチュラル寄り」か「フラッシング強め」かを選ぶのがカラー選びのコツです。
スギパープル|迷ったらこの定番
杉柄×紫下地のナチュラル寄り定番。強すぎず弱すぎないアピールで、状況を選ばず使える一本目に最適です。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 天候 | 曇り〜晴れまで万能 |
| 時間帯 | 朝マズメ〜日中 |
| 潮・水色 | ささ濁り〜澄み |
| ベイト | オールラウンド |
| こんな時に | 状況が読めない一投目 |
使い方のコツ:2〜3回のシャクリのあと、フォールでじっくり見せる。餌木猿は姿勢が安定するので止めの時間を長めに取れます。
口コミでも「まず結ぶ安心の色」と定番人気です。
青マジョーラパープル|澄み潮・デイの変化色
見る角度で色が変わるマジョーラ塗装の青系。澄んだ潮や光量のある日中に、ナチュラルさとフラッシングを両立してアピールします。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 天候 | 晴れ・薄曇り |
| 時間帯 | 日中 |
| 潮・水色 | 澄み・クリア |
| ベイト | 小魚(アジ・イワシ) |
| こんな時に | 澄み潮・高光量・スレ気味 |
使い方のコツ:光を受ける中層〜表層でのカーブフォールが効果的。派手すぎない変化で見切られにくいのが強み。
「澄み潮の日中で安定して乗る」と評価の高い色です。
緑マジョーラパープル|ナチュラルに見せたい時
緑系のマジョーラは海藻やベイトに溶け込むナチュラルカラー。プレッシャーの高い場所やスレたイカに、違和感なく口を使わせます。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 天候 | 晴れ・薄曇り |
| 時間帯 | 日中 |
| 潮・水色 | 澄み〜ささ濁り |
| ベイト | 甲殻・海藻周りの小魚 |
| こんな時に | スレ・藻場・ナチュラル狙い |
使い方のコツ:藻場やシャローでシャクリを抑えめにし、フォールで食わせる。青で反応が止まったら緑へ。
「アピール色で見切られた後の切り札」として持っておきたい色です。
メッシュパープル|光量のあるフラッシング
網目状のメッシュがきらめきを生み、光量のある状況で強くアピール。デイやマズメで存在感を出したいときに効きます。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 天候 | 晴れ・薄曇り・マズメ |
| 時間帯 | 朝マズメ〜日中 |
| 潮・水色 | ささ濁り〜澄み |
| ベイト | 小魚(フラッシュ系) |
| こんな時に | 光量あり・広く探りたい |
使い方のコツ:日差しの入る時間帯にダートを効かせてフラッシングで気づかせ、フォールで食わせます。
「光のある日は反応が一段上がる」と定評のある色です。
ムラムラパープル|ローライト・マズメの乱反射
不規則な乱反射で暗い時間帯に強いカラー。ローライトやマズメ、常夜灯まわりでシルエットとギラつきの両方でアピールします。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 天候 | 曇り・雨・マズメ |
| 時間帯 | マズメ〜夜 |
| 潮・水色 | ささ濁り〜濁り |
| ベイト | オールラウンド |
| こんな時に | ローライト・常夜灯・低視界 |
使い方のコツ:暗い時間はフォールを長めにとってじっくり見せる。乱反射がシルエットを引き立てます。
「マズメと夜で頼れる」と根強い人気の色です。
迷ったときのカラー早見
| 状況 | おすすめ |
|---|---|
| 一投目・状況不明 | スギパープル |
| 澄み潮・デイ・スレ気味 | 青マジョーラパープル |
| ナチュラル・藻場・スレ | 緑マジョーラパープル |
| 光量あり・広く探る | メッシュパープル |
| ローライト・マズメ・夜 | ムラムラパープル |
餌木猿のサイズ(号数)の選び方
餌木猿は2.5〜3.5号が中心。秋の新子シーズンは扱いやすい2.5〜3.0号、良型やディープ・風が強い状況は3.5号と使い分けます。手作りゆえに個体ごとの姿勢が良く、フォールで見せる釣りに向くため、まず1本なら汎用性の高い3.0号がおすすめです。
| 時期・状況 | 号数の目安 |
|---|---|
| 秋の新子・数釣り | 2.5〜3.0号 |
| オールシーズンの基準 | 3.0号 |
| 良型・ディープ・強風 | 3.5号 |
餌木猿の基本の使い方
手作りならではの安定姿勢を活かす、基本動作はシンプルです。
- 着底を取る:キャスト後、糸ふけを取りながら沈め、ラインの動きが止まったら着底。
- シャクる:2〜3回のシャクリでエギを跳ね上げ、イカに気づかせる。
- フォールで食わせる:テンションを抜いてカーブフォール。餌木猿は姿勢が崩れにくく、長い「見せの間」を作れる。
- アタリを取る:フォール中にラインが止まる・走る・ふけが出たら即アワセ。
反応が薄いときはシャクリの回数やフォール時間、レンジを少しずつ変え、紫式の柄をローテーションして「その日の正解」を探します。
秋のアオリを餌木猿で狙うコツ
秋は春に生まれた新子(子イカ)が数釣りできるハイシーズン。まだスレていない個体が多いので、2.5〜3.0号の餌木猿でテンポ良く探るのが有効です。狙い目は藻場やシャロー、堤防の先端やスリット、常夜灯まわりなど、イカが身を隠せて小魚が集まる場所。朝夕のマズメが最も反応が良く、日中は日陰やブレイク(かけあがり)を丁寧に攻めます。
餌木猿は手作りゆえにフォール姿勢が安定しているため、シャクリで跳ねさせた後の「見せの間」で違いが出ます。反応がなければ紫式の柄をローテーションし、澄み潮なら青・緑マジョーラ、光量があればメッシュ、暗ければムラムラ、と一段ずつ変えて反応を探ると、渋い日でも一杯を引き出しやすくなります。潮が動くタイミングでアタリが集中しやすいので、動き出しに合わせて集中して投げるのが効率的です。
エギングのタックルも揃えよう
エギが決まったら、次はロッドとリール。1本目はエギング専用の入門機がコスパ抜群で、上位機は軽さとフォールの操作性が段違いです。目安はロッド8.6ft前後・リール2500〜3000番。
リール(入門〜本命)
ロッド(入門〜本命)
釣ったイカを持ち帰るクーラーも
アオリイカは鮮度が命。小型クーラーで氷締めして持ち帰れば、甘みと食感が段違いです。ランガンでも負担にならない軽量モデルが◎。
選び方は ミニクール完全ガイド/クーラーボックスの選び方 へ。
よくある質問(FAQ)
Q. 最初の1色はどれがいい?
A. 定番のスギパープル。状況を選ばず使え、そこから澄み潮に青・緑マジョーラ、夜にムラムラと足すと効率的です。
Q. 紫式はなぜ紫下地なの?
A. 紫は水中でシルエットを締めつつ乱反射でアピールでき、澄み潮からローライトまで対応しやすいためです。柄で微調整します。
Q. 号数は何号から?
A. まず3.0号。秋の新子は2.5〜3.0号、良型・強風時は3.5号を追加すると対応幅が広がります。
まとめ
餌木猿(紫式)は「紫下地×柄」で選ぶのが基本。迷ったらスギパープル、澄み潮のデイは青マジョーラ、ナチュラルは緑マジョーラ、光量ありはメッシュ、ローライト・夜はムラムラ。手作りならではの安定姿勢を活かし、フォールでじっくり見せれば秋のアオリを攻略できます。
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