秋から冬にかけて人気が高まるイカメタル。ケンサキ(マルイカ)やヤリイカを手軽に数釣りできる釣りですが、釣果を左右するのが「スッテ選び」です。ここでは号数・重さ・カラーの選び方と、失敗しないおすすめスッテを解説します。
結論:まずは水深に合う重さを最優先。号数(重さ)を潮と水深に合わせて底を取れるようにし、カラーは赤系・ケイムラ・夜光の3系統を揃えれば大半の状況に対応できます。迷ったら定番のダイワ エメラルダスから始めるのが安心です。
スッテの種類|鉛スッテ・メタルスッテ・オモリグ
イカメタルで使うスッテは大きく3タイプ。役割を知ると選びやすくなります。
- 鉛スッテ(メタルスッテ):オモリと疑似餌を兼ねた本体。仕掛けの一番下に付け、これ自体で誘って乗せる主役。
- ドロッパー(浮きスッテ・エギ):鉛スッテの上に枝で付ける軽い餌木。フォールでふわっと見せて、鉛に乗らないイカを拾う。
- オモリグ用スッテ:オモリを別に付けるオモリグ専用。潮が速い・深い状況で強い。
入門はまず鉛スッテ+ドロッパー1本のシンプルな2段仕掛けが扱いやすく、トラブルも少なくおすすめです。
号数・重さの選び方(水深と潮で決める)
スッテ選びで最も大事なのが重さ。「底が取れる(着底が分かる)ギリギリ軽め」が基本です。重すぎると違和感が出て乗りが悪く、軽すぎると流されて底が取れません。
| 水深・潮 | 目安の重さ | 号数の目安 |
|---|---|---|
| 浅場・潮が緩い(〜30m) | 40〜60g | 10〜15号 |
| 標準的な水深・潮(30〜60m) | 60〜90g | 15〜25号 |
| 深場・潮が速い(60m〜) | 90〜130g以上 | 25号〜/オモリグ |
船長のアナウンスや周りの人の重さに合わせるのが手っ取り早い正解。重さ違いを2〜3個持っておくと、その日の潮に対応できます。
カラーの選び方(水色・光量・ベイト)
スッテのカラーは大きく分けて3系統。状況で使い分けると反応が変わります。
- 赤系(赤白・赤緑・赤黄):オールラウンドの定番。まず結ぶ基準色。
- ケイムラ・ブルー系:光量のあるデイや澄み潮で自然にアピール。マズメにも。
- 夜光(グロー)系:ナイトや深場、光量の乏しい状況で強い。チャージして使う。
ボディ下部の「カンナ上の色(下地)」でも反応が変わるため、同じ重さで色違いを複数用意し、こまめにローテーションするのが数を伸ばすコツです。
おすすめのイカメタルスッテ
ブランドと価格帯の違う定番を、まず揃えたい順に紹介します。
ダイワ エメラルダス イカメタルスッテ:カラー・重さの展開が豊富で入手性も抜群。1つ目に迷ったらこれ。
クレイジーオーシャン メタラー:イカメタル専門ブランドの人気モデル。フォール姿勢と発光が強み。
ハヤブサ スクイッドジャンキー ナマステ:独特のヘッド形状で潮乗りが良く、乗せ性能に定評。
浜田商会 サイコメタルスッテ:ワンコイン級のコスパ。ロストの多い根周りや予備に最適。
基本の使い方(イカメタルの誘い)
スッテの力を引き出す基本はシンプルです。
- 底を取る:着底を確認し、指示ダナまで巻き上げる。
- 誘う:小刻みなシェイクやゆっくりの巻き上げでスッテを揺らす。
- 止める:誘いのあとにピタッと止め、フォールと静止でイカに抱かせる間を作る。
- アタリ:穂先が入る・戻る・重くなる変化で聞きアワセ。
反応がなければ重さ・カラー・タナを少しずつ変えて「その日の正解」を探します。
水色・時間帯で選ぶカラー早見表
迷ったときは、下の早見表を目安に赤系・ケイムラ・夜光を切り替えてみてください。同じ重さで色だけ変えて反応を見るのが効率的です。
| 状況 | おすすめ系統 | ひとこと |
|---|---|---|
| 澄み潮・日中 | ケイムラ・ブルー系 | ナチュラルに見せて見切られにくい |
| 朝夕マズメ | 赤系+ケイムラ | まず赤で反応を見る |
| ナイト・常夜灯 | 夜光(グロー)系 | ライトでチャージして使う |
| 濁り潮・深場 | 夜光+赤系 | 強い発光でアピール |
オモリグとの使い分け
鉛スッテの直結仕掛けで底が取れない・流されて釣りにならないときは、オモリを別付けする「オモリグ」に切り替えると攻略できます。オモリグは重いシンカーで先に沈め、軽いスッテやエギを自然に漂わせるのが特徴で、潮が速い日や深場、スレたイカに効きます。まずは直結の鉛スッテで通し、状況が厳しいときの引き出しとしてオモリグ用スッテも1セット持っておくと安心です。
スッテ選びのよくある失敗
- 重すぎるスッテ:底は取りやすいが違和感が出て乗りが落ちる。まず「底が取れる範囲で軽め」を意識する。
- 色を1色しか持たない:イカのスイッチは色で入ることが多い。赤・ケイムラ・夜光の3系統は最低限そろえる。
- 重さを合わせない:周りが乗っているのに自分だけ乗らないときは、たいてい重さかタナのズレ。船長や周囲に合わせる。
- 夜光をチャージしない:グローはライトを当てて発光させて初めて効果的。こまめにチャージする。
ドロッパー(浮きスッテ・小型エギ)の選び方
鉛スッテの上に枝で付けるドロッパーは、フォールでふわっと漂わせて「鉛に乗らないイカ」を拾う名脇役です。基本は2〜2.5号前後の小型エギや浮きスッテを選び、鉛スッテとカラーの系統を変えて反応を見ます。反応がドロッパーに集中する日もあるので、その日はドロッパー側の色・サイズを軸に組み替えると数が伸びます。潮が速い日は抵抗の少ない細身、澄み潮ではナチュラル系が扱いやすくおすすめです。
イカメタルのシーズンと狙い方の目安
イカメタルの主なターゲットはケンサキイカ(マルイカ)とヤリイカ。エリアによりますが、ケンサキは初夏〜秋、ヤリイカは晩秋〜冬が目安のハイシーズンです。日中の船なら深場のマルイカ、夕方〜ナイトなら常夜灯や集魚灯に集まる個体を狙うのが定番で、時間帯によって効くカラー(デイはケイムラ、ナイトは夜光)も変わります。まずは地元の乗合船の釣果情報でシーズンと水深をチェックし、それに合う重さのスッテを用意しておくと現場で迷いません。
イカメタルのタックルも揃えよう
スッテが決まったら、次はロッドとリール。イカメタルは繊細なアタリを穂先で取るため、高感度のイカメタル専用ロッドと、カウンター付きの小型ベイトまたは2500番スピニングが基本です。専用入門機から始めるとアタリが分かりやすくなります。
リール(2500番クラス)
ロッド(イカメタル・ティップラン兼用)
釣ったイカを持ち帰るクーラーも
イカは鮮度が命。小型クーラーで氷締めして持ち帰れば、甘みと透明感が段違いです。船でも足元に置ける軽量モデルが◎。
選び方は ミニクール完全ガイド/クーラーボックスの選び方 へ。
よくある質問(FAQ)
Q. 最初に揃えるスッテは何個?
A. 同じ系統で重さ違いを2〜3個、色は赤系・ケイムラ・夜光を各1で計5〜6個あれば入門は十分です。
Q. 号数とグラムの関係は?
A. おおよそ1号=3.75g。15号で約56g、20号で約75gが目安です。船では「号」と「g」どちらの表記も使われます。
Q. 鉛スッテとドロッパーはどっちに乗る?
A. その日の状況次第。反応が偏ったら、乗っている方の色・重さに寄せて調整すると数が伸びます。
まとめ
イカメタルのスッテは「重さ→カラー」の順で選ぶのが基本。水深と潮に合う重さで底を取り、赤系・ケイムラ・夜光を状況で使い分ければ大きく外しません。まずは定番のダイワ エメラルダスを軸に、重さ・色違いを少しずつ足していきましょう。
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