結論:迷ったら27H(27L)です。伸和のホリデーランドクーラーは、1万円前後で買える日本製のクーラーボックスで、シマノやダイワの入門グレードと同じ「発泡スチロール断熱」でありながら価格が安く、大型サイズの選択肢が豊富なのが強みです。半日〜1日の釣行が中心なら保冷力は十分に足ります。
ホリデーランドクーラーが釣り人に選ばれる理由
ホリデーランドクーラーは、北海道の伸和(SHINWA)が製造するクーラーボックスです。釣具メーカーの製品ではありませんが、堤防でも船でも見かける定番になっています。理由は3つあります。
1つめは価格。釣具メーカーの同容量帯と比べて安く、17L〜27Lクラスなら1万円前後で買えます。
2つめはサイズ展開。7Lから76Lまで8サイズあり、特に45L・76Lという大容量が手の届く価格で選べます。
3つめは日本製の作り。本体はポリプロピレン製で、各部がビス留めされた頑丈な構造です。断熱材の厚みは約3cmあります。
一方で、シマノの「I-CE値」やダイワの「KEEP値」にあたる保冷力の公称値は公表されていません。断熱材は発泡スチロールなので、構造的にはシマノ フィクセル ライトやダイワ クールラインαIII Sと同じ入門グレードにあたります。真空パネル入りのモデルのような数日単位の保冷は期待せず、日帰り釣行を基準に考えるのが現実的です。
全8サイズのスペック一覧
公式カタログと販売店の公表値をまとめました。外寸・内寸の単位はmm、内寸は本体下部の値です。
| 型番 | 容量 | 外寸 | 内寸(下部) | 自重 | 水抜き栓 |
|---|---|---|---|---|---|
| 7H | 7L | 336×193×244 | 260×130×195 | 1.48kg | なし |
| 11H | 11L | 392×222×271 | 310×150×205 | 1.95kg | 底面 |
| 17H | 17L | 454×258×311 | 360×170×225 | 2.58kg | 底面 |
| 22H | 22L | 488×277×329 | 390×190×245 | 2.95kg | 底面 |
| 27H | 27L | 540×295×349 | 425×210×255 | 3.68kg | 底面 |
| 33H | 33L | 574×315×369 | 455×220×270 | 4.05kg | 底面 |
| 45H | 45L | 735×370×335 | 630×248×246 | 5.6kg | 側面 |
| 76H | 76L | 910×430×360 | 810×325×260 | 8.03kg | 側面 |
水抜き栓は7Hだけ非搭載で、11H〜33Hは底面、45H・76Hは側面に付きます。溶けた氷を抜きたい場面が多い釣りでは、7L以外を選んでおくと扱いが楽です。
サイズ別の選び方
7H・11H|ライトゲーム専用と割り切る
アジング・メバリングで数匹持ち帰る用途に向きます。1.5〜2kg台と軽く、ランガンの負担になりません。ただし内寸長が26〜31cmなので、30cmを超える魚は曲げて入れることになります。
17H・22H|最初の1台に選ばれる中心サイズ
堤防のサビキ、投げ釣り、エギングまで一通りこなせます。飲み物と氷を入れても片手で運べる重さで、価格も1万円前後。用途が決まっていないなら、この2つのどちらかが無難です。
27H・33H|青物・シーバスまで見据えるなら
内寸長が42.5cm・45.5cmあり、40〜45cm級の魚がまっすぐ入ります。ショアジギングやサーフのヒラメを狙うなら、17L・22Lでは魚を曲げることになるため、こちらの容量帯が安心です。
45H・76H|船釣りと大物遠征向け
76Hは内寸長81cmで、ブリ級もまっすぐ収まります。ただし自重が8kgを超えるため、氷と魚を入れると1人で持ち上げるのは現実的ではありません。車への積み込み動線を確認してから選んでください。
おすすめモデル5選|最安値比較
ホリデーランドクーラー 17H|ライトゲームと堤防の万能サイズ
こんな人に: アジング・サビキ・堤防の五目釣り。最初の1台を1万円以下に抑えたい人。
ポイント: 2.58kgと軽く、片手で提げて移動できます。内寸長36cmで35cm級まで曲げずに入ります。
| 容量/自重 | 17L/2.58kg |
| 内寸(下部) | 360×170×225mm |
| 保冷力の目安 | メーカー公称値なし(断熱材は約3cm厚の発泡スチロール)=日帰り釣行が基準 |
| 入る魚の目安※ | 20cm級のアジなら約42匹。内寸長36cmで35cm級まで |
※魚の量はあくまで当サイトの想定です。氷や飲み物のスペース、魚の入れ方によって実際に入る量は変わります。
ホリデーランドクーラー 22H|半日〜1日の標準サイズ
こんな人に: 堤防のサビキ・投げ釣り・エギング。飲み物も一緒に入れたい人。
ポイント: 22Lで約2.95kg。氷と飲み物を入れても手持ちで運べる限界に近い、扱いやすいサイズです。
| 容量/自重 | 22L/2.95kg |
| 内寸(下部) | 390×190×245mm |
| 保冷力の目安 | メーカー公称値なし(断熱材は約3cm厚の発泡スチロール)=日帰り釣行が基準 |
| 入る魚の目安※ | 20cm級のアジなら約55匹。内寸長39cmで38cm級まで |
※魚の量はあくまで当サイトの想定です。氷や飲み物のスペース、魚の入れ方によって実際に入る量は変わります。
ホリデーランドクーラー 27H|迷ったらこの容量
こんな人に: 青物のショアジギングやサーフのヒラメも視野に入れたい人。
ポイント: 内寸長42.5cmで40cm級のサゴシ・イナダがまっすぐ入ります。シリーズで最も選ばれる容量帯です。
| 容量/自重 | 27L/3.68kg |
| 内寸(下部) | 425×210×255mm |
| 保冷力の目安 | メーカー公称値なし(断熱材は約3cm厚の発泡スチロール)=日帰り釣行が基準 |
| 入る魚の目安※ | 20cm級のアジなら約67匹。内寸長42.5cmで40cm級まで |
※魚の量はあくまで当サイトの想定です。氷や飲み物のスペース、魚の入れ方によって実際に入る量は変わります。
ホリデーランドクーラー 33H|大型狙いのショア用
こんな人に: ランカーシーバス・良型青物を持ち帰りたいショアアングラー。
ポイント: 内寸長45.5cmで45cm級まで対応。4.05kgと、この容量では軽い部類です。
| 容量/自重 | 33L/4.05kg |
| 内寸(下部) | 455×220×270mm |
| 保冷力の目安 | メーカー公称値なし(断熱材は約3cm厚の発泡スチロール)=日帰り釣行が基準 |
| 入る魚の目安※ | 20cm級のアジなら約82匹。内寸長45.5cmで45cm級まで |
※魚の量はあくまで当サイトの想定です。氷や飲み物のスペース、魚の入れ方によって実際に入る量は変わります。
ホリデーランドクーラー 76H|船・大物遠征の大容量
こんな人に: 船釣りでブリ・ワラサを狙う人。数釣りでクーラーが満杯になる人。
ポイント: 内寸長81cmでブリ級もまっすぐ収まります。水抜き栓は側面にあり、大量の溶け水も排水しやすい構造です。
| 容量/自重 | 76L/8.03kg |
| 内寸(下部) | 810×325×260mm |
| 保冷力の目安 | メーカー公称値なし(断熱材は約3cm厚の発泡スチロール)=日帰り釣行が基準 |
| 入る魚の目安※ | 40cm級のイナダなら20本前後。内寸長81cmで80cm級のブリまで |
※魚の量はあくまで当サイトの想定です。氷や飲み物のスペース、魚の入れ方によって実際に入る量は変わります。
シマノ・ダイワの入門グレードと比べてどうか
同じ「発泡スチロール断熱」で比べると、価格とサイズ展開でホリデーランドが優位、装備と保冷力の情報開示で釣具メーカーが優位という関係になります。
| ホリデーランドクーラー | シマノ/ダイワの入門グレード | |
|---|---|---|
| 断熱材 | 発泡スチロール(約3cm厚) | 発泡スチロール |
| 保冷力の公称値 | 非公表 | I-CE値/KEEP値を公表 |
| サイズ展開 | 7L〜76Lの8サイズ | 6L〜30L前後が中心 |
| 価格帯 | 安い | やや高い |
| 装備 | 水抜き栓(7H除く) | 両開きフタ・投入口・ロッドホルダー対応など |
結論として、装備や保冷力の数値を重視するならシマノ・ダイワ、容量あたりの価格と大型サイズの選択肢を重視するならホリデーランドという住み分けになります。真夏に泊まりがけで釣行するなら、どちらにせよ真空パネル入りの上位グレードを検討したほうが確実です。
よくある質問(FAQ)
保冷力はどれくらいもちますか?
メーカーが保冷力の指数を公表していないため、断言はできません。断熱材が約3cm厚の発泡スチロールであることから、同じ構造のシマノ・ダイワの入門グレードと同等クラスと考えられます。日帰りなら問題なく、真夏の1泊以上は氷の追加や保冷剤の併用が前提になります。
氷はどれくらい入れればいいですか?
容量の2割程度が目安です。27Lなら板氷2枚前後。保冷剤を底に敷き、その上に魚を置くと冷えが伝わりやすくなります。
キャスターは付いていますか?
標準では付いていません。価格比較サイトの仕様欄でも33Hはキャスター「無」と記載されています。販売ページのタイトルに「キャスター付き」とある場合でも、実際の仕様欄を確認してから購入してください。
シマノ・ダイワのクーラーと迷っています
予算が1万円前後で日帰り中心ならホリデーランドで十分です。真夏の長時間釣行や泊まりがけが多いなら、真空パネル入りのモデルを選んだほうが結果的に満足度が高くなります。
45Lや76Lは1人で運べますか?
空の状態で5.6kg・8.03kgあり、氷と魚を入れると1人で持ち上げるのは困難です。車での釣行、または2人以上での運搬を前提にしてください。
まとめ|ホリデーランドクーラーはこう選ぶ
ホリデーランドクーラーは、価格を抑えつつ日本製の頑丈さと豊富なサイズ展開が欲しい人に向いたクーラーボックスです。
ライトゲーム中心なら:11H・17H
迷ったら:27H(40cm級までまっすぐ入る)
船・大物なら:76H(ブリ級対応)
保冷力の数値が公表されていない点だけは理解したうえで、日帰り釣行を基準に容量を決めるのが失敗しない選び方です。
クーラーボックス全体の選び方は釣り用クーラーボックスの選び方完全マニュアルで、シマノの同価格帯はシマノ フィクセル クーラーボックス完全ガイドで解説しています。
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