💡 結論
オモリの号数は1号=3.75gで換算できます。同じ重さでも素材と形で沈み方や転がりやすさが変わるので、まず必要な重さを決めてから形と素材を選びます。
種類は、エサ釣りのナス型・ナツメ型・小田原型・ガン玉などと、ルアー用のバレット・フリーリグ用・ダウンショット用・ネイルに分かれます。
✅ この記事でわかること
- シンカー・オモリの種類の一覧(エサ釣り用とルアー用)
- 号数とグラムの換算(ものさし図・早見表)
- ガン玉の号数の並び方
- オモリの形ごとの特徴(形の図鑑)
- 鉛とタングステンの違い(大きさの比較図)
- ルアー用シンカーのオンス換算
シンカー・オモリの種類一覧|名前と分け方
シンカーとオモリ(錘・重り)は、どちらも仕掛けやルアーを沈めるための重りです。名前が多くて迷いやすいので、使い方で6つに分けて並べました。
| 分け方 | 主な名前 |
|---|---|
| 仕掛けの下に付けて沈める(下オモリ) | ナス型・小田原型・タイコ型・胴突き型・舵付きオモリ |
| 糸に通してオモリが動くようにする(中通し) | ナツメ型(中通しオモリ) |
| 仕掛けの途中に付ける | 中オモリ・三日月オモリ |
| 重さを細かく調整する小さなオモリ | ガン玉・カミツブシ(割りビシ)・板オモリ・糸オモリ |
| ハリと一体になっている | ブラクリ・ブラー |
| ルアー用のシンカー | バレット・フリーリグ用・ダウンショット用・ネイル |
「下オモリ」「仕掛けの中間」「ハリ付き」の分け方は、ダイワの解説によります。
エサ釣り用の形は下の「形の図鑑」、ルアー用は「ルアー用シンカーの種類」で説明しています。ハリとオモリが一体になったルアー用のジグヘッドは、ジグヘッドの重さと形状の選び方にまとめました。
号数と重さの換算
オモリの号数は1号=3.75グラムです。これは尺貫法の「1匁」に由来する換算で、号数×3.75で計算できます。ルアーのグラム表記と比べるときにも使えます。
号数→重さのものさし
| 号数 | 重さ |
|---|---|
| 0.5号 | 1.875g |
| 1号 | 3.75g |
| 2号 | 7.5g |
| 3号 | 11.25g |
| 5号 | 18.75g |
| 8号 | 30g |
| 10号 | 37.5g |
| 15号 | 56.25g |
| 20号 | 75g |
| 30号 | 112.5g |
号数×3.75gで計算した値です。
4号や40号は何グラム?
4号は15g、40号は150gです。早見表にない号数も、号数×3.75gで求められます。ナス型・ナツメ型・小田原型など形が違っても、号数が同じなら重さは同じで、たとえばナス型の3号もナツメ型の3号も11.25gです(ガン玉は号数とは別の表記です)。
| 号数 | 重さ |
|---|---|
| 4号 | 15g |
| 6号 | 22.5g |
| 7号 | 26.25g |
| 9号 | 33.75g |
| 40号 | 150g |
| 50号 | 187.5g |
| 60号 | 225g |
| 80号 | 300g |
| 100号 | 375g |
| 120号 | 450g |
| 150号 | 562.5g |
ダイワの単位換算表の値です。
ガン玉は別の表記を使う
ごく小さいオモリはガン玉と呼ばれ、号数とは別の表記を使います。「G」は数字が小さいほど重く(G8→G1)、「B」は数字が大きいほど重く(B→6B)なります。軽い順に並べると G8 … G1 → B → 2B … 6B です。
ガン玉の重さ(抜粋・軽い→重い)
ガン玉の重さはダイワ公式の重量表の値です。メーカーによって少しずつ異なります。全号数の表はウキの種類の記事にまとめています。
オモリの種類と形の違い|形の図鑑
オモリの形が違うのは、沈み方と、底での転がりにくさを使い分けるためです。代表的な形を図にまとめました。
ナツメ型
中通しで動く。食い込みが良い
ナス型
サビキ・チョイ投げ・投げ釣り
小田原型
六角形で潮に流されにくい
タイコ型
海底で転がりにくい
ガン玉
割れ目で糸に挟む。浮力調整に
胴突き型
矢印形で沈みが速い
代表的なオモリの形と特徴(ダイワの解説をもとに作成)
| 形 | 主な使いどころ・特徴 |
|---|---|
| ナツメ型(中通し) | 道糸を中に通す。オモリが固定されず動くので、魚がエサをくわえたときに違和感が出にくい |
| ナス型 | 小型は堤防のサビキ仕掛けやチョイ投げ、大型は投げ釣りや船の胴突き仕掛けに |
| 小田原型 | 六角形で潮に流されにくい。船のサビキ・胴突き仕掛けなどに |
| タイコ型 | 海底で転がりにくい小型のオモリ。チョイ投げやハゼ釣りなどに |
| ガン玉 | 割れ目に糸を挟んで使う。ウキの浮力調整や、仕掛けをゆっくり沈める微調整に |
| 胴突き型 | 矢印のような形で、沈むのが速い。船の胴突き仕掛け用 |
流れが強い場所で丸いオモリを使うと、底を転がって仕掛けが流されたり、岩の隙間に入り込んだりしやすくなります。転がりにくさが、形を選ぶときのいちばんの基準です。
形の選び方フローチャート
ほかにもあるオモリ
釣りものに合わせた、少し変わった形のオモリもあります。
| 種類 | 特徴・使いどころ |
|---|---|
| 舵付きオモリ | 潮の流れに対して一定の向きを保つので、仕掛けが安定する。流れが速いときに便利で、カワハギ釣りでよく使われる |
| 中オモリ | 仕掛けの途中に付ける細長いオモリ。シャクって誘うことで、仕掛けにメリハリのある動きを付けられる |
| 板オモリ・糸オモリ | 必要な長さに切って使う。主に川や湖のウキ釣りで、浮力の微調整に使う |
| ブラクリ | オモリにハリが直結されたタイプ。消波ブロックの穴やゴロタ場で、カサゴやソイ、アイナメなどの根魚を狙う |
| カミツブシ(割りビシ) | ガン玉を楕円にした形。歯などで噛んで留めるのが名前の由来で、ガン玉と同じように使うことが多い |
| 三日月オモリ | 中オモリの仲間。水の抵抗を受けにくい形 |
| ブラー | 薄く平たい形で、ゆっくり沈む。上から落ちてくるエサに飛びつく魚向けで、アイナメ・カサゴ・ソイなどに使う |
鉛とタングステンの違い
素材によって同じ重さでも大きさが変わります。タングステンは鉛より比重が大きいので、同じ重さならひと回り小さくなります。比重から計算すると、直径は鉛の約84%です。
| 鉛 | タングステン | |
|---|---|---|
| 比重 | 約11.3 | 約19.3 |
| 同じ重さでの大きさ | 大きい | 小さい(直径は約84%) |
| 価格 | 安い | 高い |
| 感触 | ふつう | 硬く、底の感触が伝わりやすい |
根がかりで失いやすい場所では、鉛で数を用意する方が現実的です。
ルアー用シンカーの種類|バレット・ネイルほか
ルアー用シンカーは付け方で選びます。糸を中に通すバレット、糸の上を動くフリーリグ用、糸の先に付けるダウンショット用、ワームに刺すネイルの4つを知っておくと、売り場で名前を見分けられます。
バレット
糸を中に通す砲弾形。すり抜けやすい
フリーリグ用
輪に糸を通す。糸の上を動く
ダウンショット用
糸の先に付け、ハリより下に来る
ネイル
ワームに刺して使う細い棒
ルアー用シンカーの形と付け方(ダイワの製品説明とハヤブサのリグ解説をもとに作成)
| 名前 | 付け方 | 使うリグ | 重さの例(ダイワ) | 最安値 |
|---|---|---|---|---|
| バレットシンカー | 糸を中に通す(中通し) | テキサスリグ・フリーリグ | ルアーシンカーTG バレット 1.8〜14g | 検索 |
| フリーリグ用シンカー | 先のスイベル(輪)に糸を通す。シンカーストッパーと一緒に使う | フリーリグ | ルアーシンカーTG(フリーリグ)スリム・ラウンド 3.5〜14g | 検索 |
| ダウンショット用シンカー | 糸の先に留める(ハリス留め式の製品もある) | ダウンショットリグ | ルアーシンカーTG ダウンショットスリム 1.8〜7g | 検索 |
| ネイルシンカー | ワームに刺す | ネコリグ・ワッキーリグなど | ルアーシンカーTG ネイル 0.45〜3.1g | 検索 |
重さはダイワ公式の製品ページの値です。バレットのリグは、ダイワの中通し式バレットシンカー「2WAY SINKER」の説明(テキサスとフリーリグの2つの使い方)によります。表のダイワ製品はどれもタングステン製で、比重は約18と表示されています。
根掛かりしにくいシンカーの形
細長い(スリムな)形を選びます。ダイワのフリーリグ用シンカーにはスリムとラウンド(丸形)の2つの形があり、同社のチニングの解説では、根掛かりが多い場所や遠くへ投げたいときにスリムなシンカーへ替えています。
フリーリグは重さを変えずに、シンカーの形を替えるだけで根掛かりしにくくできるのが利点だと説明されています。バレットも、すり抜けやすい形として作られています。なお、フリーリグではシンカーの動く幅を決めるシンカーストッパーが必要です。
根魚やチヌでどのリグを使うかは、ロックフィッシュワームの選び方とチニングワームの選び方にまとめています。エギに付けて重くするティップラン専用のシンカー(例:ダイワ 仮面シンカーボート3。7〜80g)もあり、道具全体はティップランエギング入門で紹介しています。
ルアー用シンカーの重さ|オンスとグラム
ルアー釣りでは、ジグヘッドやリグに組み込む小型のシンカーを使います。グラム表記のほか、海外由来の製品ではオンス(oz)表記もよく使われます。1oz=約28.35gで換算できます。
| オンス | グラム(目安) |
|---|---|
| 1/16oz | 約1.8g |
| 1/8oz | 約3.5g |
| 1/4oz | 約7.1g |
| 3/8oz | 約10.6g |
| 1/2oz | 約14.2g |
| 3/4oz | 約21.3g |
| 1oz | 約28.4g |
1oz=28.35gで計算した値です。製品によっては丸めた値で表記されています。
ルアー用でも号数で表すシンカーがあります。たとえばダイワの月下美人バチコンシンカーは10〜25号で、号数とグラムを併記しています。号数で書かれていれば、上の「号数と重さの換算」で重さが分かります。
重さの決め方
目安の重さから始める
釣り場の水深や流れに合わせた、標準的な重さを付けます。
底が取れなければ重くする
着底が分からないときは、ひとつ重いものに替えます。
底が取れたら一段軽くしてみる
軽いほど自然に沈むので、底を感じられる範囲でいちばん軽いものを探します。
💡 いちばん軽くて底が分かる重さが基本
重すぎると仕掛けが不自然になり、軽すぎると風や流れに負けて底が取れません。底を感じられる範囲で最も軽いものを選ぶのが基本です。
オモリの付け方のコツ
ガン玉は糸を守ってから挟む
ガン玉は割れ目に糸を挟んでしっかり締めます。ラインを傷めないよう、ティッシュなどを巻いてから挟む方法もあります。
板オモリは形を整えてから巻く
板オモリは糸に巻き付けて使います。あらかじめ両端を切って台形にしておくと、見た目も整い、ハリスが絡みにくくなります。
中通しオモリの下にはストッパーを
ナツメ型などの中通しオモリは糸の上を動くので、ハリ側に落ちてこないよう、サルカンなどで止めて使います。
📝 鉛のオモリを扱うときは
- 素手で触ったあとは、食事の前に手を洗う
- 根がかりで切れた仕掛けやオモリは、できるだけ回収して持ち帰る
- 小さな子どもの手の届く所に置かない
よくある質問
1号は何グラムですか?
3.75グラムです。号数×3.75で換算できます。
ガン玉のBとGはどちらが重いですか?
B系の方が重いです。軽い順にG8…G1→B→2B…6Bと並びます。
1ozは何グラムですか?
約28.35グラムです。1/4ozなら約7.1g、1/2ozなら約14.2gです。
中通しオモリと、固定するオモリの違いは?
中通しオモリは糸の上を動くので、魚がエサをくわえて引いたときにオモリの重さが伝わりにくく、違和感を与えにくいとされます。アタリも手元に伝わりやすくなります。
タングステンは買う価値がありますか?
同じ重さで小さくまとまるのが利点です。ただし価格は鉛より高く、根がかりで失うと痛手になります。
形はどう選びますか?
流れが強い場所では転がりにくい小田原型やタイコ型、魚に違和感を与えたくないならナツメ型(中通し)です。
重さはどう決めますか?
底を感じられる範囲で最も軽いものです。
シンカーとオモリの違いは?
呼び方の違いで、どちらも仕掛けを沈める重りです。シンカーは、オモリを英語で呼んだ言葉です。ダイワの用語集では、オモリは「仕掛けを沈めるためのもの」で、鉛やタングステンでできていると説明されています。
オモリは何号を選べばいいですか?
竿のスペックに書かれた「オモリ負荷(錘負荷)」の範囲から選びます。オモリ負荷は、竿の性能を発揮するのに最適なオモリの号数のことです(ダイワの用語集より)。ウキ釣りでは、ウキに表示された浮力(そのウキが背負えるオモリの重さ)に合わせます(ウキの種類の記事)。
まとめ
✅ この記事のポイント
- 1号=3.75g、1oz=約28.35gで換算
- ガン玉はG8→G1、B→6Bの順に重くなる
- 形は転がりにくさと沈み方で選ぶ
- タングステンは同じ重さで直径が約84%。価格とのトレードオフ
- ルアー用はバレット・フリーリグ用・ダウンショット用・ネイルを付け方で選ぶ
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