ダイワ「トランクマスターHD」は48L〜80Lの大型トランククーラー。ブリ・ヒラマサなど大型青物を寝かせられる内寸(48Lで75cm、60L・80Lで85cm)と、最大5面真空の断熱を選べるのが特長です。この記事では容量×断熱グレードの選び方とおすすめ3モデルを最安値比較付きで解説します。
トランクマスターHDとは?大物のための専用設計
- 3容量: 48L/60L/80L(型番の4800/6000/8000)
- ロング内寸: 48Lで75cm、60L・80Lで85cm(公式・一番狭い所)
- 大型キャスター+ハンドル: 静音キャスターと側面のハンドルで一人でも運びやすい
- 頑丈なボディ: 座れる頑丈「マッスルボディ」で、船上のベンチ代わりにも
トランクマスターHD2とHD3の違い|型番の読み方
HD2(HD II)は48L・60L、HD3(HD III)は80Lのモデルです。型番の数字は容量(4800=48L、6000=60L、8000=80L)、前の英字は断熱のグレード(S・SU・TSS・VSS)を表します。たとえば「トランクマスターHD2 VSS4800」は、HD IIの48Lで5面真空のモデルです。
| 項目 | HD2(HD II) | HD3(HD III) |
|---|---|---|
| 容量 | 48L・60L | 80L |
| 型番 | S/SU/TSS/VSS 4800・6000 | S/SU/TSS/VSS 8000 |
| 消臭剤 | VSS・TSSに配合 | VSS・TSSに配合 |
| 抗菌剤 | 6000に配合(4800は「-」) | 製品ページの表に項目なし |
| キャスター・水栓・スノコ | 静音キャスター/ワンタッチ水栓/スノコ一体 | 静音キャスター(φ100)/ワンタッチ水栓/スノコ一体 |
出典: ダイワ公式 トランクマスターHD II 6000/4800・HD III 8000 の製品ページ
トランクマスターの色はグレードで決まる(ゴールドはVSS)
ゴールドは5面真空のVSS、パールは3面真空のTSSの色です。ダイワ公式のラインナップでは、グレードごとに1色ずつ割り当てられています。
| グレード | HD2(48L・60L) | HD3(80L) |
|---|---|---|
| VSS(5面真空) | ゴールド | ゴールド |
| TSS(3面真空) | パール | パール |
| SU(底1面真空) | ガンメタ | メタリックブルー |
| S(スチロール) | レッド | ブルー |
VSSとTSSはHD2・HD3で同じ色ですが、SUとSは色が違います。ダイワ公式の品名も「トランクマスターHD2 VSS4800 ゴールド」「トランクマスターHD3 SU8000 メタリックブルー」のように、型番のあとに色名が付いています。
断熱グレード(S・SU・TSS・VSS)の違いと選び方
| 記号 | 断熱材 | KEEP(60L) | 本体価格(60L・税別) |
|---|---|---|---|
| S | 発泡スチロール | 85 | 42,000円 |
| SU | 底1面真空 | 110 | 56,800円 |
| TSS | 3面真空 | 128 | 73,800円 |
| VSS | 5面真空 | 133 | 89,700円 |
選び方の結論: 日帰り大物船ならSU、1泊遠征はTSS、離島・数日遠征はVSS。遠征では氷を買い足せない場面もあるので、釣行の日数に合わせて断熱グレードを選んでください。
上の表の断熱の説明は、ダイワ公式の仕様に合わせて直しました。真空パネルはSUが底1面、TSSが3面、VSSが5面で、Sはスチロールだけです。KEEPの数字は、同じグレードなら容量が大きいほど高くなっています。一方でグレードを1段上げたときの伸び方は一定ではなく、48LではSU→TSSで98→122と大きく伸び、TSS→VSSは122→126とわずかです。
| モデル | 断熱(真空パネル) | KEEP | 自重 | 本体価格(税別) |
|---|---|---|---|---|
| HD II S4800 | スチロールのみ | 80 | 8.6kg | 35,200円 |
| HD II SU4800 | 底1面 | 98 | 9.0kg | 53,300円 |
| HD II TSS4800 | 3面 | 122 | 9.7kg | 68,100円 |
| HD II VSS4800 | 5面 | 126 | 9.9kg | 82,900円 |
| HD II S6000 | スチロールのみ | 85 | 9.6kg | 42,000円 |
| HD II SU6000 | 底1面 | 110 | 10.1kg | 56,800円 |
| HD II TSS6000 | 3面 | 128 | 11.0kg | 73,800円 |
| HD II VSS6000 | 5面 | 133 | 11.2kg | 89,700円 |
| HD III S8000 | スチロールのみ | 95 | 11.0kg | 53,000円 |
| HD III SU8000 | 底1面 | 122 | 11.5kg | 70,000円 |
| HD III TSS8000 | 3面 | 137 | 12.9kg | 90,000円 |
| HD III VSS8000 | 5面 | 142 | 13.2kg | 108,000円 |
出典: ダイワ公式 トランクマスターHD II 6000/4800・HD III 8000 のスペック表(2026年9月28日確認)
トランクマスターのサイズ(内寸・外寸)一覧
外寸は48Lが39.5×91.5×33cm、60Lが41.5×102.5×33.5cm、80Lが41.5×102.5×41.5cmです。60Lと80Lは床に置いたときの大きさが同じで、80Lは高さが8cm高くなります。
| 容量(型番) | 内寸 | 外寸 |
|---|---|---|
| 48L(4800) | 27×75×23cm | 39.5×91.5×33cm |
| 60L(6000) | 29×85×23.5cm | 41.5×102.5×33.5cm |
| 80L(8000) | 29×85×31.5cm | 41.5×102.5×41.5cm |
ダイワ公式の表記(縦×幅×高さ)。内寸は一番狭い所、外寸は一番広い所の寸法で、同じ容量ならグレードが違っても寸法は同じです。
車に積むときは、外寸の幅(48Lは91.5cm、60L・80Lは102.5cm)と、80Lなら高さ41.5cmが荷室に収まるかを先に測っておくと安心です。
トランクマスター4800か6000か|内寸の長さが10cm違う
75cmを超える魚をまっすぐ寝かせたいなら6000、外寸の短さと価格を優先するなら4800です。同じグレードどうしで、6000が4800よりどれだけ増えるかをまとめました。
| グレード | 本体価格(税別) | KEEP | 自重 |
|---|---|---|---|
| S | +6,800円 | +5 | +1.0kg |
| SU | +3,500円 | +12 | +1.1kg |
| TSS | +5,700円 | +6 | +1.3kg |
| VSS | +6,800円 | +7 | +1.3kg |
ダイワ公式のスペック表から計算(6000の値−4800の値)
4グレードのうち、SUは価格の差が3,500円と最も小さく、KEEPの差は12と最も大きくなっています。
トランクマスター6000と8000の違い|内寸の深さが8cm違う
8000は6000より内寸の深さが8cm深いモデルで、同じグレードどうしなら本体価格は11,000〜18,300円高くなります。KEEPは9〜12高く、自重は1.4〜2.0kg重くなります。
| グレード | 本体価格(税別) | KEEP | 自重 |
|---|---|---|---|
| S | +11,000円 | +10 | +1.4kg |
| SU | +13,200円 | +12 | +1.4kg |
| TSS | +16,200円 | +9 | +1.9kg |
| VSS | +18,300円 | +9 | +2.0kg |
ダイワ公式のスペック表から計算(8000の値−6000の値)
容量ごとの最安値: トランクマスター4800(48L)/トランクマスター6000(60L)/トランクマスター8000(80L)
おすすめモデル3選|最安値比較
トランクマスターHD2 VSS4800|内寸75cmの5面真空48L
こんな人に: 青物ジギング・キャスティングで70cm前後までの魚を狙う人。
ポイント: 5面真空の48Lで、外寸は91.5cmと60L・80L(102.5cm)より約11cm短く、車に積みやすいサイズです。
| 容量/自重 | 48L/9.9kg |
| 保冷力の目安 | KEEP126(外気温40℃で氷が溶けきるまで約126時間=5日超の計算) |
| 入る魚の目安※ | 70cm級のブリ・ワラサ1本+イナダ数本。内寸長75cmでブリ級までまっすぐ、40cm級イナダなら10本超 |
※魚の量はあくまで当サイトの想定です。氷や飲み物のスペース、魚の入れ方によって実際に入る量は変わります。
トランクマスターHD3 SU8000|数釣り遠征の80L
こんな人に: カツオ・キハダ・大型青物の数釣り遠征。
ポイント: 80Lを底1面真空で。メーカー希望本体価格は70,000円(税別)で、80LのなかではVSS8000より38,000円安い大容量モデルです。
| 容量/自重 | 80L/11.5kg |
| 保冷力の目安 | KEEP122(氷が約122時間もつ計算) |
| 入る魚の目安※ | 40cm級のイナダなら20本超の数釣り対応。内寸長85cmで、80cm級のブリもまっすぐ入る |
※魚の量はあくまで当サイトの想定です。氷や飲み物のスペース、魚の入れ方によって実際に入る量は変わります。
トランクマスターHD3 VSS8000|80L・5面真空の最上位
こんな人に: 離島遠征・数日釣行。保冷力を最優先したい人。
ポイント: 80L+5面真空のシリーズ最上位。KEEP 142は、氷が溶けきるまで約6日の計算です。
| 容量/自重 | 80L/13.2kg |
| 保冷力の目安 | KEEP142(氷が約142時間=約6日もつ計算)=シリーズで最も高いKEEP値(5面真空) |
| 入る魚の目安※ | 40cm級のイナダなら20本超の数釣り対応。内寸長85cmで、80cm級のブリもまっすぐ入る |
※魚の量はあくまで当サイトの想定です。氷や飲み物のスペース、魚の入れ方によって実際に入る量は変わります。
全グレード・全容量で最安値を検索
容量とサイズの選び方(釣り物別の目安)
トランクマスターHDは48L・60L・80Lの3サイズで、狙う魚と持ち帰る本数で選びます。「氷+魚」で庫内はすぐ埋まるので、想定より一回り大きめが失敗しません。
| 狙い | 目安容量 | 代表モデル |
|---|---|---|
| ショアジギの青物(〜70cm)・数本 | 48L | HD2 VSS4800 |
| ブリ・大型青物を寝かせて持ち帰る | 60L | HD2 SU/VSS系 |
| 遠征・船・数釣りでまとめて | 80L | HD3 SU8000 / VSS8000 |
ブリクラス(80cm前後)をまっすぐ寝かせるには、内寸の長さが80cm以上必要です。トランクマスターHDなら60L・80L(内寸85cm)が当てはまります。斜めに入れると蓋が閉まらず保冷が一気に落ちるため、魚のサイズは容量より「内寸の長さ」で確認してください。
60Lと80Lは内寸の長さ(85cm)と奥行(29cm)が同じで、違うのは深さです(23.5cm→31.5cm)。長い魚を寝かせる長さで選ぶなら60Lと80Lは同じで、80Lは量を多く積めるモデルと考えると分かりやすいでしょう。ダイワ公式では、80L(HD III)は2Lのペットボトルを縦に置けて、48L・60Lよりもフタと本体の間の止水性を高めているとしています。
✅ トランクマスターHDの共通装備(ダイワ公式)
- 大型の静音キャスターと側面のハンドルで運べる
- 座れる頑丈「マッスルボディ」
- リフトアップオープンシステムで、取り外せる両開きの上フタ
- 運ぶときに上フタを固定できるサイドロック
- プルーフケースPC-6000(別売り)を収納できる
断熱パネル(SU・TSS・VSS)でどれだけ変わる?
トランクマスターHDの保冷力は断熱材のグレードで決まります。数字が上がるほど氷持ちは伸びますが、価格と自重も増えるため、使う時間で選ぶのがコツです。
- SU(底1面真空):Sより保冷力が上がる入り口のグレード。60LでKEEP 85→110。
- TSS(3面真空):60LでKEEP 128。VSSとの差は5ほどで、価格は約16,000円安い。
- VSS(5面真空):シリーズ最上位。80LのVSS8000はKEEP 142。
真夏に朝から夕まで炎天下に置くなら、SUよりTSS以上を選ぶと、帰りまで氷が残りやすくなります。
大物をきれいに持ち帰るパッキングのコツ
- 下氷を厚めに:底に板氷やペットボトル氷を敷き、その上に魚を寝かせると冷気が全体に回る。
- 魚は袋やタオルで包む:氷や溶けた水に直接触れさせないと身焼け・水っぽさを防げる。
- 血抜き・締めは先に:現場で処理してから入れると鮮度も庫内の清潔さも保てる。
- 隙間を氷で埋める:空気の層があると保冷が落ちる。氷点下パックを併用すると氷の消費を抑えられる。
トランクマスターHD vs 他の大型クーラー
同じ大型帯では、シマノ・スペーザやダイワ・プロバイザートランクも候補になります。剛性と拡張性(キャスター・タックル収納)を重視するならトランクマスターHDが強く、軽さ優先なら一回り下のクラスも検討の価値ありです。
| 候補 | 強み | 向く人 |
|---|---|---|
| トランクマスターHD | 剛性・座れる・大容量・拡張性 | 青物ショアジギ/遠征 |
| シマノ スペーザ | ホエールは45・60・65L | シマノで揃えたい人 |
| プロバイザートランク | 軽さと容量のバランス | 持ち運びも重視する人 |
こんな人におすすめ
- ショアジギング・オフショアで大型青物を寝かせて持ち帰りたい
- 夏場でも氷を長持ちさせたい(VSS以上)
- クーラーに座って釣り座を作りたい/頑丈な1台が欲しい
よくある質問(FAQ)
Q1. シマノ スペーザ ホエールとどっちがいい?
A. 容量で分かれます。シマノ公式のスペーザ ホエールは45・60・65Lなので、80Lが必要ならトランクマスターHD、45〜65Lならホエールも候補です。スペーザ・ホエール完全ガイドも参考にどうぞ。
Q2. 48Lで80cmのブリは入る?
A. 48Lの内寸の長さは75cmなので、80cmのブリはまっすぐには入りません。まっすぐ入れたいなら内寸85cmの60Lか80Lを選んでください。
Q3. トランクマスターの水漏れが気になるときは?
A. ダイワ公式は、80L(HD3)について上フタを閉めるときにフロントロックを上から押し込み、「カチッ」と音がするまで確実にロックするよう案内しています。水栓はワンタッチで開け閉めする方式なので、運ぶ前に閉まっているかも確かめてください。
Q4. トランクマスターにトレーや別売パーツはある?
A. 公式の製品ページでは、スノコは本体と一体で、別売品はプルーフケースPC-6000を収納できると案内されています(HD II 6000/4800とHD III 8000の両方の製品ページに記載)。トレーなどほかの対応品は製品ページに載っていないため、購入前に販売店かダイワに確認してください。
まとめ
- 積みやすい48L: HD2 VSS4800(本体82,900円・税別)
- 大容量で価格を抑える: HD3 SU8000(本体70,000円・税別)
- 5面真空・遠征: HD3 VSS8000(本体108,000円・税別)
クーラーボックス全体の選び方は釣り用クーラーボックス 選び方完全マニュアルをご覧ください。
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